有明湯江駅

有明湯江駅の概要

有明湯江駅（ありあけゆええき）は、長崎県島原市有明町湯江甲にある島原鉄道の単式ホームを持つ駅です。この駅は地域住民にとって重要な交通手段であり、全体的に穏やかな雰囲気が漂っています。

駅の歴史

有明湯江駅は1919年5月6日に湯江駅（ゆええき）として開業されました。開業当初から地域の交通の要所として利用されてきましたが、1934年に鉄道省が有明線湯江駅を開設した際には、島鉄湯江駅（しまてつゆええき）に名称が変更されました。1966年には業務委託駅としての運営が開始され、その後1968年には貨物取扱が廃止、さらに同年8月には交換設備が撤去されました。2000年には業務委託が廃止され無人駅となり、2019年10月1日には現在の名称である有明湯江駅に改称されました。

駅の構造

この駅は1面1線の地上駅です。線路は北西から南東に向かい、ホームは北東側に設けられています。1階建ての駅舎は、ホームの中央部分に位置し、内部にはトイレ、待合所、駅事務室が配置されています。無人駅であるため、駅事務室の窓にはブラインドが降りており、出札窓口にもシャッターが閉じたままで、券売機や自動改札も設置されていないため、管理業務が行われることはありません。

利用状況

2018年度のデータによると、この駅の年間乗車人員は17,778人、降車人員は21,162人でした。近年の利用者数は、この駅の周辺住民にとって身近な存在であることを示しています。

駅周辺の環境

有明湯江駅の周辺には南側と北側に集落が広がり、多くの住宅が立ち並んでいます。地域の生活に密着した場所であり、日々多くの人々がこの駅を利用しています。また、近隣にはまるたか生鮮市場有明店や南高湯江郵便局、島原市立湯江小学校など、地域のニーズに応える施設も点在しています。さらに、国道251号線も近くを通っており、交通の利便性も高いです。

隣接駅

隣接する駅としては、島原鉄道の多比良駅と大三東駅があります。島原鉄道線において重要な接続点となっています。

まとめ

このように、有明湯江駅は地域の重要な交通機関として、多くの人に利用されています。手軽にアクセスできる無人駅として、安心・安全な環境を提供し続けています。長崎県の風情ある街並みを背景に、地域の交通の要所として今後も発展していくことでしょう。

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