末恒駅

末恒駅について

末恒駅（すえつねえき）は、鳥取県鳥取市伏野に所在する、西日本旅客鉄道（JR西日本）の山陰本線に属する駅です。1993年から運用が開始された自動券売機を備え、今後は2025年春以降にICカード「ICOCA」の利用も予定されています。駅の利用状況は、2020年度で年間乗車人員が約15.6万人、1日平均427人に上っています。

歴史

末恒駅は1928年9月11日に、鉄道省によって湖山駅から宝木駅の間に新設されました。当初は旅客と小手荷物のみの取り扱いでしたが、1947年には貨物取り扱いが開始されました。その後、1962年には貨物取扱が廃止され、1972年には荷物扱いも廃止されて無人駅となりました。1987年には国鉄の分割民営化が進み、JR西日本の駅に変わりました。

1943年には地域を襲った鳥取地震の影響で、駅構内に地盤沈下が発生したという歴史的な出来事もあります。これにより、留置中の貨物車両が倒れるなど、駅における被害も報告されています。

駅の構造

末恒駅は、相対式ホームが2面2線で構成された地上駅です。かつては北口に駅舎が存置されていましたが、現在は解体されています。そのため、北口は上りホーム、南口は下りホームに分かれて利用されています。無人駅でありながらも、2番線ホームにの待合室には自動券売機が設置されています。また、2010年3月には南口の歩道が整備され、スロープも新たに設けられました。

1・2番線のホームは、跨線橋で接続されており移動が便利です。2番線ホームには男女兼用の水洗式便所も完備されています。

駅周辺

末恒駅周辺には、南口と北口それぞれにさまざまな施設があります。

南口

• - 鳥取銀行末恒出張所
• - 鳥取警察署美萩野駐在所
• - マルワ末恒店
• - エディオン美萩野店
• - 鳥取県道190号金沢伏野線

北口

• - 鳥取市立末恒小学校
• - 末恒郵便局
• - 国道9号
• - 白兎海岸
• - 白兎神社
• - 溝川

これらの施設は、駅の利用者にとって便利なアクセスを提供しており、生活利便性も向上しています。

隣接する駅

末恒駅の隣駅には、 JR西日本の山陰本線において、以下の駅があります。

• - 鳥取大学前駅（上り）
• - 宝木駅（下り）

多くの利用者には、快速「とっとりライナー」が利用されていますが、下り方面の列車のみが停車するため、訪問に際しては注意が必要です。

これらの情報から、末恒駅は地域交通の要所であり、多様な利便性を有する駅であることがわかります。

もう一度検索