本諫早駅

本諫早駅の概要

本諫早駅（ほんいさはやえき）は、長崎県諫早市東小路町に位置する島原鉄道島原鉄道線の駅です。この駅は、「諫早市役所前」という副駅名が付けられ、地域の公共交通の一端を担っています。

歴史

本諫早駅は、1911年6月20日に開設されました。最初は何の変哲もない駅でしたが、地域の発展とともに重要な拠点へと成長していきました。1979年4月30日には、貨物取扱いが廃止され、純粋に旅客輸送に特化した駅となりました。1989年12月には、現在の駅舎が改築され、より利便性の高い施設が整いました。そして、2019年の10月1日には副駅名が設定され、さらに地域に根ざした存在となりました。

駅構造

本諫早駅は相対式ホームを2面2線有する地上駅です。さらに、諫早方には側線が2本設置されており、列車の交換は行われない場合でも上下共に駅舎側のホームに停車します。このため、隣の諫早駅が持つ1面1線構造と対照的な作りになっています。側線は主に車両の留置に利用され、ホームの北側には二階建ての駅舎があります。

本諫早駅は社員配置駅であり、駅舎内には自動券売機が設置されています。また、終日有人駅であるため、諫早駅や島原駅と同様に、2両編成が停車する際にはホーム側のすべてのドアが開くようになっています。

利用状況

2018年の調査によると、本諫早駅の年間乗車人員は213,436人、降車人員は201,177人でした。近年では利用者数に若干の増減が見られますが、地域の重要な交通の要所として多くの人々に利用されています。

駅周辺

本諫早駅の周辺は、諫早市の中心市街地であり、多くの商業施設や公共機関が立ち並んでいます。駅近くには、長崎県道55号有喜本諫早停車場線が通っており、交通の便も良好です。特に注目すべきは、長崎県立諫早高等学校や附属中学校、市立の上山小学校、法務局、図書館などの教育機関や公共施設が揃っている点です。

また、諫早公園や市役所、郵便局、障害者体育センターそして健康福祉センターなども近隣に存在し、地域住民の日常生活において重要な役割を果たしています。さらに、レインボーFMや地元の生鮮市場もあり、賑わいを見せています。

バス路線

本諫早駅前にはバス停留所が設置されており、島原鉄道バスや長崎県営バスが発着しています。主要な運行路線には、福岡（天神・博多駅）への「島原号」、長崎空港への特急便、雲仙への小浜経由のバス、長崎刑務所・夫婦木行きの県営バス、さらには諫早駅前行きのバスが含まれます。これにより、駅は地域の交通網と密接に結びついています。

隣の駅

本諫早駅は、島原鉄道線の主要な駅で、隣接する駅として諫早駅と幸駅があります。いずれの駅と連携し、地域全体の交通便を向上させる役割を果たしています。

このように、本諫早駅は長崎県諫早市の交通の要所として、地域の発展に寄与している重要な施設です。

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