杉戸高野台駅

杉戸高野台駅について

杉戸高野台駅（すぎとたかのだいえき）は、埼玉県北葛飾郡杉戸町高野台東一丁目に位置する東武鉄道日光線の駅です。駅番号はTN 01で、地域では唯一の鉄道駅です。杉戸町の中心部には、当駅よりも近くにある東武動物公園駅が存在します。日光線の中では、板倉東洋大前駅に次いで新しく、南栗橋駅と並ぶ2番目の新しい駅となっています。

駅の歴史

杉戸高野台駅は1986年8月26日に開業しました。1999年には、西口と東口に車椅子対応型エスカレーターが設置され、2000年には上下ホームにもエスカレーターが導入されました。2003年には、東京地下鉄の日比谷線、半蔵門線、東急電鉄田園都市線との直通運転が始まり、多くの利用者にとって利便性が向上しました。

2006年のダイヤ改正では浅草駅との接続が見直され、新たなダイヤにより列車の運行が充実しました。また、特急「きりふり」が2007年から停車するようになり、2011年には発車案内放送装置が設けられ、より利用しやすい環境が整いました。2012年には駅ナンバリングが導入されており、今後の利用者にもわかりやすくなっています。

駅の構造

この駅は、島式ホームを有する地上駅であり、2面4線の構造となっています。橋上駅舎を持ち、バリアフリー対応の自動改札機やエレベーターも設置されています。定期券は自動券売機で購入可能で、有人の販売所はありません。スムーズな乗降ができるよう設計されており、待ち時間の軽減も図られています。

また、発車メロディが導入されたことで、より親しみやすい雰囲気が醸し出されています。列車の運行情報はLED式発車標で提供されており、視認性が高く、利用者には大変便利です。

利用状況

2024年度の1日平均乗降人員は9,935人で、杉戸町や高野台地区の他に隣接する幸手市や栄地区からの利用客も多く見受けられます。この駅は地域の交通の要所となっており、多くの人々の移動を支えています。

周辺の環境

駅周辺は比較的新しい市街地であり、商業施設はそれほど大規模ではありませんが、小規模な飲食店やスーパーマーケット、ドラッグストアが点在しています。また、徒歩圏内には大型のホームセンターもあるため、日常生活に必要な物資は十分に調達可能です。西口には生徒数約1,500人の私立中高一貫校である昌平中学・高等学校があるため、朝の通学時間帯には多くの学生で賑わいます。

バス路線

バス路線に関しては、東口発着の路線は2024年1月1日以降設定されていませんが、西口からはいくつかの路線が運行されています。朝日自動車の運行する昌平高校行きの便が開校日の朝のみ運行され、また杉戸町内巡回バスも利用可能です。

まとめ

杉戸高野台駅は埼玉県の地域交通を支える重要な駅であり、様々な利便性が働く施設や教育環境が周囲には整っています。今後もこの駅を利用する人々にとって、ますます便利で快適な交通拠点となるでしょう。

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