東滑川駅

東滑川駅の概要

東滑川駅（ひがしなめりかわえき）は、富山県滑川市中村字亀割にあるあいの風とやま鉄道線の駅です。かつては西日本旅客鉄道（JR西日本）の北陸本線の一部として機能していましたが、2015年の北陸新幹線の開業に伴い、あいの風とやま鉄道に移管されています。

駅の歴史

この駅は1943年10月1日に国有鉄道の早月信号場として開設されました。その後、1964年11月20日に駅として昇格し、東滑川駅としてその名を表すようになりました。1965年には富山操車場から泊駅間が交流電化され、1966年には角川信号場が開設され、複線化が進みました。

1967年には当駅から滑川駅間も複線化され、輸送能力が向上しましたが、1987年には国鉄分割民営化の影響でJR西日本の駅となりました。2015年3月14日に北陸新幹線金沢延伸の際にあいの風とやま鉄道へと切り替わり、その数日後にはICカード「ICOCA」の利用が開始されました。さらに、2018年には自動券売機も設置され、利便性が向上しています。

駅の構造

東滑川駅は、相対式ホームが2面あり2線を有する地上駅です。駅舎と共に開業当初から活用されるホームで構成されています。あいの風とやま鉄道線の中では、この駅のみ跨線橋が設置されておらず、上りホームへのアクセスは構内の踏切を利用する必要があります。また、早月信号場時代からは採石場線が分岐しており、国鉄時代には砕石の輸送も行われていましたが、1972年には無人駅となっています。現在も無人駅として運営されており、便所と自動券売機が設置されています。

到着メロディ

2017年3月に新たな旅客案内システムが導入された際、到着メロディとして「滑川市の歌」のオルゴール調アレンジが採用されています。これにより、訪れる人にゆったりとした雰囲気を提供しています。

利用状況

2020年度のデータでは、1日あたりの平均乗車人員は148人となっています。利用者数は年々変化しており、近年の統計資料に基づくと、様々な要因で上下しています。

駅周辺の施設

駅周辺には滑川工業団地や神明社があり、地域の活動や生活の一部として利用されています。また、地域の交通手段として滑川市コミュニティバス「のる my car」が運行されており、東滑川駅口からのアクセスも良好です。隣接する駅としては、あいの風とやま鉄道の滑川駅や魚津駅があります。

最後に

東滑川駅は富山県内における重要な交通の一端を担っており、地域住民や訪れる観光客にとって欠かせない存在です。歴史を背負ったこの駅は、今後も地域の発展に寄与していくことでしょう。

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