柳小路駅

柳小路駅について

柳小路駅（やなぎこうじえき）は、神奈川県藤沢市鵠沼藤が谷四丁目にある江ノ島電鉄の駅で、駅番号はEN03です。この駅は、周辺の自然と穏やかな住宅街に囲まれ、地域住民に親しまれています。

歴史

柳小路駅は1920年（大正9年）4月1日に開業されました。その後、1944年（昭和19年）6月30日に戦時中の影響で一時閉鎖されましたが、1950年（昭和25年）7月15日に再び利用が開始されました。2022年（令和4年）4月7日には、観光名所や地元校の影響を考慮し、副駅名として「鵠沼高等学校」が設けられました。

駅名の由来については、かつて駅のすぐそばに柳の木が植えられたことに由来し、地域は「柳小路住宅地」と名付けられたとされています。今でもその名残として、駅周辺は静かな住宅街が広がっています。

駅構造

柳小路駅は、単式ホーム1面1線を持つ地上駅であり、現在は無人駅となっています。藤沢方面からも鎌倉方面からも簡単に出入りできるよう、ホームの両端にはICカードの簡易改札機と、タッチ決済やQRコード決済に対応したリーダー機が設置されています。藤沢方からは階段を使って踏切へアクセスでき、鎌倉方にはスロープがあり、スロープ下には自動券売機が1台設置されています。

駅周辺には特に店舗はなく、周囲は落ち着いた住宅街で構成されています。少し歩いた場所には「蓮池」と呼ばれる小さな沼があり、自然を楽しむ憩いの場として整備されています。

利用状況

2021年（令和3年）度における柳小路駅の1日平均乗降人員は2,268人で、江ノ島電鉄全体の駅の中では10位に位置しています。近年の乗降人員は安定しており、地域住民の日常的な交通手段として利用されています。

駅周辺の交通

柳小路駅周辺には住宅が広がっており、近くを通る国道467号に最寄りのバス停「柳小路」が設けられています。このバス停からは、江ノ電バスによって藤沢駅南口や江ノ島、湘南港桟橋行きの路線が運行されています。特に、北方向へは藤沢駅南口への便が多く、南方向からは江ノ島や辻堂方面へのアクセスがあります。

隣の駅

柳小路駅は、江ノ島電鉄の石上駅（EN02）と鵠沼駅（EN04）に挟まれた位置にあります。地域の重要な交通拠点として、住民や観光客に利用されています。

柳小路駅は、その歴史と地域の魅力を反映した素敵な駅で、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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