栂池高原スキー場

栂池高原スキー場

長野県北安曇郡小谷村にある栂池高原スキー場は、多様なコースと充実した施設が魅力の本格的なスキーリゾートです。初心者から上級者まで、あらゆるレベルのスキーヤーやスノーボーダーが楽しめます。

概要

コースの多様性: 初級者向けの緩やかな斜面から、上級者向けの難関コース「馬の背コース」や「チャンピオンゲレンデ」まで、幅広いレベルに対応したコースが整備されています。

充実した施設: ヘリスキーやナイター営業、クロスカントリーコース、ジャンプ台など、多様なアクティビティに対応した施設が完備されています。スノーボードは全面滑走可能で、雪上での自由な動きを楽しめます。

鐘の鳴る丘ゲレンデ: 幅が非常に広いことで知られ、その名の通り、コース途中には鐘が設置された白い塔があります。この鐘を二人で鳴らすと幸せになれるというロマンチックな言い伝えがあります。

ゴンドラリフト「イブ」: 1982年に設置されたこのゴンドラは、当時東洋一の長さを誇る日本初の6人乗りゴンドラリフトでした。かつては、中間駅付近にケンタッキーフライドチキンがあり、カーネルサンダース人形がリフトを周回する広告が話題を呼びました。

バーガーキング: 2015年には、甲信越地方唯一となるバーガーキングがオープンし、スキー場での食事の選択肢が広がりました。

ヘリスキー: 春先には、ヘリコプターで天狗原まで移動し、そこから17kmのロング滑走を楽しめるヘリスキーが実施されます。

運営: 白馬観光開発によって運営されています。かつては東急グループの一員でしたが、2012年に日本スキー場開発へ売却され、東急グループから離脱しました。

沿革

1948年: 株式会社白馬館が休憩所を設け、ゲレンデを整備。小さなロープトウを設置し、「鐘の鳴る丘ゲレンデ」と命名。
1949年: 川内部落に小規模ゲレンデを開設。
1951年: 前山スキー場を開業。
1955年: スキー学校の前身が発足。
1960年: スキーリフトが完成。
1962年: 白馬観光開発株式会社が「馬の背コース」を開発。リフトや山荘を建設し、現在の栂池高原スキー場の基礎を築きました。
1970年: 地元民の出資により栂池観光株式会社を設立。「チャンピオンゲレンデ」と「丸山ゲレンデ」が開業。
1982年: 日本初の6人乗りゴンドラリフト「イブ」が竣工。
1983年: 栂池ジャンプ台の建設が開始。
1984年: 栂池シャッシェが完成。
1993年: 第42回全国高校スキー大会が開催。
1994年: 栂池ロープウェイが開業し、栂池自然園へのアクセスが可能に。
2012年: 栂池ゴンドラリフト株式会社がふるさと企業大賞（総務大臣賞）を受賞。白馬観光開発が日本スキー場開発に売却され、東急グループを離脱。

スキー場データ

総面積: 196ヘクタール
標高: 800m - 1,704m（標高差 904m）
ゲレンデレベル比率: 初級者50%、中級者30%、上級者20%
平均入り込み数: 約27万人

コース

ビギナー向け:
からまつゲレンデ
親の原ゲレンデ
鐘の鳴る丘ゲレンデ

初心者向け:
鐘の鳴る丘ゲレンデ
鐘の鳴る丘ゲレンデ2
丸山ゲレンデ

中級者向け:
鐘の鳴る丘ゲレンデ2
丸山ゲレンデ
ハンの木コース
白樺ゲレンデ
栂の森ゲレンデ

上級者向け:
馬の背コース
チャンピオンゲレンデ
前山クロスカントリーコース

リフト

ゴンドラリフト: 1基
クワッドリフト: 9基
トリプルリフト: 1基
ペアリフト: 7基
動く歩道: 1基

交通

車:
長野自動車道 安曇野ICから約60km
北陸自動車道 糸魚川ICから約31km
電車とバス:
JR東日本大糸線 白馬駅・白馬大池駅・南小谷駅からバス（アルピコ交通）
JR東日本長野駅から特急バス（アルピコ交通）
高速バス:
東京駅のバス乗り場から高速バス（アルピコ交通） ※冬季のみ運行
梅田駅・新大阪駅・京都駅から高速バス（アルピコ交通） ※冬季のみ運行

脚注

[出典]

関連項目

日本のスキー場一覧
日本のクロスカントリー[[スキー]]場一覧
栂池自然園（スキー場より山側に位置する自然園）
小谷村のスキー

外部リンク

白馬つがいけ高原スキー場 - TSUGAIKE MOUNTAIN RESORT
* 白馬八方尾根・白馬岩岳・栂池高原スキー場 - 白馬観光開発

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