白馬大池駅

白馬大池駅：北アルプスの玄関口

白馬大池駅は、長野県北安曇郡小谷村千国に位置する、JR東日本大糸線沿線の駅です。駅番号は11番。その名は、駅西側にそびえる白馬乗鞍岳山頂付近にある白馬大池に由来しています。周囲は山々と川に囲まれた自然豊かな環境で、静かで落ち着いた雰囲気の駅です。

歴史

白馬大池駅の歴史は古く、1947年12月1日、国鉄川内下仮乗降場として開業しました。その後、1948年9月25日、白馬大池と改称され、正式な駅に昇格。旅客営業のみを取り扱う駅としてスタートしました。開業から現在に至るまで、幾度かの変化を経てきました。1967年12月には駅舎の改築が行われ、近代的な駅舎へと生まれ変わりました。しかし、1983年3月25日には荷物扱い廃止、無人駅となりました。1987年4月1日には国鉄分割民営化に伴い、JR東日本に継承されています。その後、2000年4月1日には簡易委託も終了し、完全に無人駅となりました。2014年には長野県神城断層地震の影響を受け、信濃大町駅～糸魚川駅間が運休となりましたが、同年12月7日には白馬駅～南小谷駅間の運転が再開され、営業を再開しています。

駅構造

白馬大池駅は、地上駅で単式ホーム1面1線を有するシンプルな構造です。南小谷駅の管理下にあり、無人駅として運営されています。駅舎は比較的コンパクトで、必要最小限の設備が整えられています。乗降客は少ないですが、訪れる人々にとって、静かで落ち着いた雰囲気の駅となっています。

利用状況

白馬大池駅の利用状況は、近年減少傾向にあります。長野県統計書によると、1日平均乗車人員は年々変動していますが、2007年度は15人、2009年度は8人、2010年度は10人、2011年度は9人と、比較的少ない人数となっています。この利用状況を反映し、無人駅としての運営が継続されています。

駅周辺

白馬大池駅周辺は、山々と姫川に囲まれた自然豊かな環境です。住宅はほとんどなく、静かで落ち着いた雰囲気です。小谷村と白馬村の境界線も付近を通っています。国道148号も近くを通っており、車でのアクセスも可能です。また、観光地として有名な栂池高原や栂池高原スキー場も比較的近いため、観光客の利用も見られます。

バス路線

白馬大池駅には、バス路線も利用可能です。「白馬大池駅」停留所から、川中島バス（白馬駅前/栂池高原方面）と小谷村営バス（南小谷駅前/栂池高原方面、土曜・休日運休）が発着しています。これらのバス路線を利用することで、周辺地域へのアクセスが容易になります。

隣の駅

隣の駅は、下り方面が信濃森上駅、上り方面が千国駅です。大糸線は快速列車は通過しますが、普通列車は全駅に停車します。

まとめ

白馬大池駅は、自然豊かな環境に囲まれた静かな駅です。利用客は少ないものの、地元住民や観光客にとって、重要な交通手段となっています。歴史と自然を感じられる、魅力的な駅と言えるでしょう。周辺の観光地へのアクセス拠点としても活用できます。

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