栗林公園駅

栗林公園駅について

栗林公園駅（りつりんこうえんえき）は、香川県高松市栗林町三丁目にあり、高松琴平電気鉄道琴平線の重要な地点となっています。駅番号はK03で、1945年以降、市内線が休止した後から1986年に国鉄の栗林公園北口駅が開業するまでの間、栗林公園に最も近い駅でした。また、近年ではIruCaの取り扱い窓口やIruCa定期券窓口も設置され、利便性が向上しています。

駅構造

高松琴平電気鉄道の栗林公園駅は、相対式2面2線のホームを有する地上駅です。駅本屋は高松築港方面の1番線にあり、琴平方面へ向かう2番線ホームとは構内踏切を通じて接続されています。この駅は途中下車が可能な指定駅で、琴平線の重要な中継点です。ここから北側は複線区間となり、高松築港へと続いていますが、南側は三条－太田間を除き、琴電琴平へ向かう単線となっています。

利用状況と周辺施設

栗林公園駅周辺は主に住宅地で構成されており、周囲には多くの公共施設や教育機関があります。駅から徒歩10分の位置には栗林公園があり、自然を楽しむことができます。また、近くには高松市保健所や高松市立花ノ宮保育所、栗林小学校、桜町中学校、高松第一高等学校などの教育機関があります。さらに、地域医療機能推進機構りつりん病院やハローワーク高松など、多様な施設が揃っています。

バスの便も充実しており、駅前にはバス停はありませんが、中央通りにはことでんバスの路線バスや、高速バスが停車する地点が約500m西側に位置しています。また、東側に100mほど進むと、高松第一高校前バス停があり、循環バスが利用可能です。

歴史

栗林公園駅は1926年12月21日に琴平電鉄の駅として開業しました。その後、1943年11月1日に会社合併により高松琴平電気鉄道の琴平線の駅となりました。駅舎は当初、大西虎之助社長が南海鉄道羽衣駅を参考に設計し、1967年にコトデンスーパーの建設のために改築されました。コトデンスーパーは琴電商事の破産に伴い閉店し、駅舎は2004年に再度改築されました。コトデンスーパーの跡地は現在、駐輪場として利用されており、高松市レンタサイクルポートも設置されています。

2009年には、ホームスロープのバリアフリー化工事が行われ、アクセス向上に寄与しています。現在も地域の交通の要所として機能し続けている栗林公園駅です。

隣の駅

高松琴平電気鉄道の琴平線において、隣接する駅は瓦町駅（K02）と三条駅（K04）となっています。

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