福島製鋼

福島製鋼株式会社

福島製鋼株式会社は、福島県福島市に本社を構える鋳造メーカーです。

概要

1953年に日野[[自動車]]の関連会社として設立されました。自動車の駆動系部品（FCDアクスルハウジングなど）や鉄道車両の台車、連結器といった部品の製造を主力事業としています。特に、建設機械用鋳造品であるパワーショベル油圧バルブハウジングは世界シェアの約40％、新幹線用自動連結器においては国内シェアのほぼ100％を占めています。その他、化学工場用鋳造品も製造しています。

また、電融ジルコニアの開発、製造にも力を入れており、「ジルボン」のブランド名で販売しています。ジルボンは日本で初めてジルコンサンドを原料とした電融ジルコニアです。

沿革

1953年12月：日野[[自動車]]と福島製作所が共同で鋳造施設を設置し、日野[[自動車]]のグループ会社として福島製鋼福島工場を設立。資本金は9,900万円でした。
1969年4月1日：東北開発から福島工場（元々は日本曹達福島工場）を譲り受け、吾妻工場として操業を開始しました。
1984年6月：住友金属工業（現：日本製鉄）の鋳鋼事業の委託を受けました。
1999年4月：相模鋳造と合併し、相模工場として操業を開始しました。
2001年8月：福島工場を吾妻工場へ集約しました。
2005年6月：新ジルボン工場が稼働を開始しました。
2006年11月：ダクタイル用造型設備を新設し、稼働を開始しました。
2011年3月：東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）により被災し、操業を停止しましたが、翌月には日野[[自動車]]などの協力により操業を再開しました。
2018年7月13日：吾妻工場内の変電室から火災が発生し、約5時間後に鎮火。変電室や従業員の控室など約440平方メートルが焼失しました。

主な事業内容

自動車用鋳造品：FCDアクスルハウジングの接合技術が2004年度モノづくり部品大賞、日刊工業新聞新機械振興賞を受賞しました。
建設機械用鋳造品：パワーショベル油圧バルブハウジングは世界シェア約40％を占めています。
鉄道車両用鋳造品：新幹線用自動連結器は国内シェア約100％を占めています。
化学工場用鋳造品
ジルボン（電融ジルコニア）：日本で初めてジルコンサンドを原料とした電融ジルコニアを開発しました。

事業所

本社・吾妻工場：福島県福島市笹木野に位置し、敷地面積は100,564平方メートルです。2003年11月にISO14001を取得しています。
相模工場：神奈川県相模原市緑区町屋1丁目に位置し、敷地面積は18,695平方メートルです。2002年10月にISO9001、2005年9月にISO14001を取得しています。

関連項目

日野[[自動車]]
東北開発
日本製鉄
福島製作所
国鉄ホキ5600形貨車・国鉄ホキ6000形貨車：東北開発の工場譲渡に伴い、貨車の名義変更が行われ、福島製鋼が所有していました。

外部リンク

公式ウェブサイト

もう一度検索