稲積公園駅

稲積公園駅 (S06) - 自然に囲まれた高架駅

稲積公園駅は、札幌市手稲区富丘1条4丁目にあるJR北海道函館本線の駅です。駅番号はS06。駅の北側には、その名の由来ともなった手稲稲積公園が広がっています。

歴史

1986年11月1日に臨時乗降場として開設されました。当初は駅員無配置で、乗車券販売はキヨスクに委託されていました。
1987年4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となり、その後直営化（のち業務委託化）されました。
1998年12月3日には自動改札機が設置され、利用が開始されました。
2007年9月13日に駅番号が設定されました。
2008年10月25日にはICカード「Kitaca」が利用可能となりました。
2017年6月9日には、1番線ホームの転落防止柵の一部が駐車場に落下する事故が発生しました。
2024年度には、話せる券売機が設置される予定です。

駅名は、近隣の手稲稲積公園に由来します。この「稲積」という名称は、1902年に小樽の稲積豊次郎がこの地で農場を開いたことにちなんでいます。

駅構造

駅は高架構造で、ホームは相対式2面2線を有しています。ホームの長さは135mです。この地域は、三樽別川・富丘川・中の川という3つの河川に挟まれた低地であり、過去に洪水の被害を頻繁に受けていました。そのため、複線化を見据えた準備工事を経て、1983年9月に高架化されました。準備工事の詳細は不明ですが、3年後には発寒中央駅、発寒駅、稲穂駅と同時に開業しました。

現在は手稲駅が管理する業務委託駅となっており（北海道ジェイ・アール・サービスネット）、みどりの窓口、自動券売機、自動改札機が設置されています。以前はキャンドゥ一体型のコンビニキヨスクがありましたが、2012年頃に閉店しました。バリアフリー設備としてエレベーターも設置されています。

のりば

番線	路線名	方面
--	--	-----
1	函館本線	札幌・岩見沢方面
2	函館本線	小樽・手稲方面

利用状況

「札幌の都市交通データ」によると、2019年度の1日平均乗車人員は4,638人です。近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅の北側には三樽別川が流れ、歩道橋を渡ると手稲稲積公園の南端にアクセスできます。駅周辺は中層住宅や一軒家が立ち並ぶ住宅地です。商店は駅から少し離れた国道5号（北5条手稲通）や北海道道452号下手稲札幌線（下手稲通）沿いに多く見られます。

駅周辺施設

南側:
国道5号（北5条手稲通）
西宮の沢鉄道添通
手稲警察署
手稲富丘郵便局
富丘東公園
富丘三樽別公園
札幌市立手稲中学校
富丘つくし幼稚園
札幌宮の沢病院
北側:
北海道道452号下手稲札幌線（下手稲通）
鉄工団地通
手稲稲積郵便局
手稲稲積公園・ていねプール
卸売スーパー現金問屋手稲店
医療法人社団アルデバラン手稲いなづみ病院
札幌市立稲積中学校
札幌秀友会病院

バス路線

駅南側には「稲積公園駅」停留所があり、ジェイ・アール[[北海道バス]]が運行しています（2021年4月1日現在）。

隣の駅

JR北海道 函館本線

* 普通: 手稲駅 (S07) - 稲積公園駅 (S06) - 発寒駅 (S05)

自然豊かな公園に隣接し、地域住民の足として利用されている稲積公園駅。お近くにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

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