総持寺駅

総持寺駅（そうじじえき）

総持寺駅は大阪府茨木市にある阪急電鉄京都本線の駅で、駅番号はHK-70です。この駅は茨木市内で最も東に位置しており、駅の近くには公団住宅である総持寺団地があり、高槻市にも跨っています。そのため、両市からの利用者が訪れる特徴ある駅です。

利用状況

長い間、総持寺駅は阪急電鉄の独占区間でしたが、2018年にJR西日本が近隣に新駅を開業したことによって、利用者は減少傾向にあります。2021年度のデータによると、JR総持寺駅の利用者数が当駅を上回る状況が見受けられます。それでも、地元住民は依然として当駅を利用しており、特に最近では、太田地区に移転してきた追手門学院へのアクセス手段としての需給も得ています。

歴史

この駅は、1936年に京阪電気鉄道によって開設されました。もともとは新京阪鉄道の一部として計画された路線ですが、当初は当駅設けられなかったのです。駅の設置は、京阪による総持寺前住宅地の分譲に合わせて行われました。

以下は年表です。

• - 1936年（昭和11年）4月15日：京阪電気鉄道新京阪線の茨木町駅 - 富田町駅間に、総持寺前駅として開業。
• - 1943年（昭和18年）10月1日：会社合併により、その後阪急電鉄の駅となる。
• - 1948年（昭和23年）1月1日：総持寺駅に改称。
• - 1949年（昭和24年）12月1日：新京阪線が京都本線に改称され、当駅もその一部となる。
• - 2013年（平成25年）12月21日：駅ナンバリングが導入され、運用開始。

駅構造

総持寺駅は、相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、分岐器や信号機を備えていないため、停留所に分類されます。ホームは傾斜しており、淡路寄りの部分は盛土の上に位置しています。改札口は西改札と東改札があり、西改札はホームよりも下にあります。エレベーターが設置され、上りホームには多機能トイレも備わっています。駅の構造は、アクセシビリティに配慮されている点も挙げられます。

利用状況データ

2023年度の通年平均乗降人員は約12,208人で、阪急電鉄全線において59位にランクされています。

駅周辺の環境

駅の南東側は商店街が広がっており、そこを抜けると総持寺団地があります。駅の北側に位置する地域は閑静な住宅地で、その先には総持寺があります。かつてはフジテックの本社があり、赤と白のエレベーター試験塔が目印になっていましたが、今は移転しています。現在は、JR総持寺駅の新設や周辺の整備、マンション建設などが進められています。

周辺の主な施設

• - JR総持寺駅（徒歩7分）
• - 総持寺（西国三十三所第22番札所）
• - 茨木市立庄栄図書館
• - 茨木市立庄栄小学校
• - 茨木市立庄栄幼稚園
• - 総持寺いのち・愛・ゆめセンター
• - 大阪行岡医療大学

このように、総持寺駅は多くの住民に利用されており、周辺環境も魅力的で、特に教育機関や買い物スポットへのアクセスも良好です。

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