羽帯駅

羽帯駅（廃駅）

羽帯駅は、北海道上川郡清水町字羽帯に位置していた北海道旅客鉄道（JR北海道）根室本線の駅でした。2018年のダイヤ改正で廃止され、駅番号はK25、事務管理コードは▲110413でした。

歴史

1958年（昭和33年）9月10日：日本国有鉄道の駅として開業。当時は旅客のみを取り扱う駅員無配置駅でした。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道に継承されました。
2017年（平成29年）
6月30日：JR北海道釧路支社が、次回のダイヤ改正での駅廃止について清水町に説明しました。
9月22日：JR北海道が当駅を次回のダイヤ改正に合わせて廃止する意向が報道され、清水町もこれを容認しました。
2018年（平成30年）3月17日：同日のダイヤ改正により廃止されました。

廃止時点では、普通列車でも半数以上が通過し、停車する列車は1日4往復のみでした。

駅名の由来

駅名は所在地の地名に由来します。地名の語源はアイヌ語にあり、以下の複数の説があります。

説1：「小さい・それ（=蛇）・多くいる・所」
「ポニオプ（pon-i-o-p）」に漢字を当てた「羽帯（はねおび、はねおぶ）」が略されたもの。
説2：「骨の・槍」
永田方正は「ポネオプ（pone-op）」を由来とする説を紹介しています。
説3：「ウバユリ・多い・ところ」
本田貢は「ハㇷ゚オㇷ゚（hap-o-p）」を由来とする説を唱えています。
説4：「長い帯状の美しい川」
1973年に国鉄北海道総局が発行した『北海道　駅名の起源』では、「ホネキップ」という川を由来とする説を採用しています。

駅構造

新得駅が管理する単式ホーム1面1線の無人駅でした。ホームには待合室と列車接近案内が設置されていましたが、駅舎はありませんでした。廃止後、ホームは撤去される方針です。

利用状況

JR北海道によると、2011年から2015年までの乗降人員調査（11月の調査日）平均は「1名以下」でした。2012年以降の5年間（11月調査日）においては、利用実績はなく、定期券の発売もありませんでした。

駅周辺

駅の周辺には羽帯の集落があり、国道38号とホネオップ川が通っています。駅廃止の代替措置として、国道38号沿いに清水町コミュニティバスおよび十勝バス清水帯広線の「羽帯」停留所が2018年4月1日に設置されました。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■根室本線（廃止時点）

十勝清水駅（K24） - （平野川信号場） - 羽帯駅（K25） - 御影駅（K26）

脚注

出典

（省略）

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 羽帯駅（JR北海道釧路支社） - ウェイバックマシン（2016年3月5日アーカイブ分）

もう一度検索