西部高射群

西部高射群について

西部高射群は、航空自衛隊の西部航空方面隊に所属する高射群です。福岡県春日市にある春日基地に本部を置き、4つの高射隊を指揮下に置いています。主な任務は、敵の航空戦力に対し、長射程の地対空ミサイル（SAM）を用いて遠距離で迎撃することです。

歴史

西部高射群は、もともと「第2高射群」として1966年に編成されました。当初はMIM-3 ナイキ・エイジャックスミサイルを装備していましたが、1972年にはナイキ-Jミサイルに更新されました。

1994年には、装備がナイキシステムからペトリオットミサイルに変更され、その後、2009年から2010年にかけてPAC-3ミサイルの配備が進められました。2020年には、PAC-3MSEへの換装が完了しています。2023年の高射群再編に伴い、第2高射群は「西部高射群」に改称されました。

部隊編成

西部高射群は、以下の部隊で構成されています。

西部高射群本部
指揮所運用隊
背振山中継班（脊振山分屯基地）
整備補給隊（芦屋基地）
第5高射隊（芦屋基地）
第6高射隊（芦屋基地）
第7高射隊（築城基地）
第8高射隊（高良台分屯基地）

これらの部隊は、それぞれの役割を担い、西部高射群の防空任務を支えています。

主要装備

主要装備は、地対空ミサイルシステムであるPAC-3およびPAC-3MSEです。これらのシステムは、飛来するミサイルや航空機を遠距離で迎撃するために使用されます。

関連部隊

西部高射群は、他の高射群（北部高射群、中部高射群、南西高射群）や高射教導群、陸上自衛隊の高射部隊（第2高射特科団、第4高射特科大隊）と連携して、日本の防空体制を構築しています。

外部リンク

春日基地ホームページ'>春日基地ホームページ
西部高射群
* 航空自衛隊 西部高射群 (@2admgp'>航空自衛隊 西部高射群 (@2admgp) - X（旧Twitter） - X（旧Twitter）)

西部高射群は、日本の防空において重要な役割を果たしており、常に警戒を怠らず、領空侵犯に対する即応態勢を維持しています。

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