追分口駅

追分口駅：歴史と地域を繋ぐえちぜん鉄道の駅

福井県福井市上中町に位置する追分口駅は、えちぜん鉄道勝山永平寺線に属する駅です。駅番号はE6。周囲の環境や歴史、そして駅の構造、利用状況など多角的に見ていきましょう。

歴史を刻む追分口駅

追分口駅の歴史は古く、1915年（大正4年）5月13日に京都電燈越前電気鉄道の福井口駅と東藤島駅間の新たな駅として開業しました。その後、1942年（昭和17年）3月2日には京福電気鉄道の越前線（後の越前本線）の駅となります。1975年（昭和50年）6月1日には駅業務が廃止され無人駅となりました。

大きな転換期を迎えたのは2001年（平成13年）6月24日。京福電気鉄道越前本線で列車正面衝突事故が発生し、全線運行が休止。追分口駅も休業を余儀なくされました。その後、2003年（平成15年）2月1日、京福電気鉄道からえちぜん鉄道へ駅施設が譲渡され、同年7月20日には福井駅と永平寺口駅間の運行再開とともに、追分口駅も営業を再開しました。

駅の構造と特徴

追分口駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅で、無人駅となっています。列車の交換が可能ですが、ホームの幅は狭く、屋根も設置されていません。簡素ながらも、地域の利用者のために機能性を備えた駅構造と言えるでしょう。

利用状況と周辺環境

1日の平均乗降人員は、公開されているデータを参照ください。（具体的なデータは入手困難なため、記載を割愛します）。駅の北部には工業団地が広がり、南部は住宅地や水田が広がるといった、対照的な景観が見られます。駅名にもなっている「追分」は、勝山街道と永平寺道の分岐点であり、現在も道標が残されている由緒ある場所です。国道416号も近くを通っており、交通の要衝として重要な役割を担っています。

アクセスと周辺情報

追分口駅へのアクセスは、主にバスや自家用車となります。周辺には、生活に必要な施設が点在しており、近隣住民にとって身近な存在となっています。具体的な施設については、地域の情報誌やウェブサイト等をご確認ください。

追分口駅の未来

歴史と変化を繰り返しながら、追分口駅は地域の人々の生活に寄り添い続けています。これからも、地域の交通を支える重要な拠点として、その役割を果たしていくことでしょう。 今後の発展にも注目していきたいです。

参考文献

『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日
川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日
『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日
寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日

隣接駅

越前新保駅
東藤島駅

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