長太ノ浦駅

長太ノ浦駅について

基本情報

長太ノ浦駅（なごのうらえき）は三重県鈴鹿市にある近畿日本鉄道（近鉄）名古屋線の駅です。駅番号はE27で、周辺の利用者にとって重要な交通の要所となっています。この駅は、駅名の通り、長太ノ浦という地名に由来しています。

歴史

長太ノ浦駅の歴史は、1917年12月にさかのぼります。当時、伊勢鉄道が千代崎から楠間を結ぶ区間が開通し、長太駅が開業しました。1926年には、伊勢鉄道が商号を変更し、伊勢電気鉄道の駅となりました。しかし、1928年には長太駅は廃止され、その後次第に運命を変えました。そこからの合併や改名を経て、1943年に長太ノ浦駅として再度開業することとなりました。

その後、1944年には南海鉄道と合併し、現在の近畿日本鉄道が生まれることになりました。近年では、2007年からPiTaPaが利用可能になり、2013年には終日無人駅化しました。

駅の構造

長太ノ浦駅は、2面2線の相対式ホームを持つ地上駅です。ホームの有効長は3両分となっており、構内には駅舎と改札口が設置されています。駅舎は2番のりば側にあり、1番のりばへは構内踏切を通じてアクセスすることができます。無人駅として運営されており、自動改札機や自動精算機が設置されているため、PiTaPaやICOCAを使ったスムーズな乗降が可能です。

利用状況

長太ノ浦駅の利用状況は年々変化しています。2024年の調査によると、1日の乗降人員は1,115人で、前年の1,162人からやや減少していますが、過去のデータや利用の推移を見てみると、一定の利用者を維持しています。特に2000年代の初頭には、乗降者数が1,300人を超えることもあり、地域の重要な交通機関としての役割を果たしてきました。

周辺環境

駅の近くには鈴鹿漁港や長太の大楠、鈴鹿長太郵便局、鈴鹿市立長太小学校などがあります。地域の商業施設や教育機関も近隣に位置しており、住民や学生にとって情緒あふれる環境が広がっています。

隣接駅

長太ノ浦駅の隣には、近鉄名古屋線の楠駅（E26）と箕田駅（E28）があり、通勤・通学の際に利用する人々にとって、アクセスが非常に良い立地となっています。急行列車は通過しますが、普通列車はこの駅に停車するため、日常的に便利に活用されています。

まとめ

長太ノ浦駅は鈴鹿市における重要な交通拠点であり、長い歴史を有しています。その運営は地域に密着し、周辺の環境とも調和しています。無人駅化が進んでいるものの、利用者の便宜を考えた設備や交通アクセスが確保されている点が特徴です。未来に向けて、さらなる利用促進や地域への貢献が期待される駅と言えるでしょう。

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