鵡川駅

鵡川駅（むかわえき）

鵡川駅は、北海道勇払郡むかわ町末広に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）日高本線の駅です。日高本線の終着駅であり、むかわ町の中心駅として機能しています。

歴史

かつては富内線が分岐しており、1986年まで運行していた急行「えりも」の停車駅でした。2021年4月1日に鵡川駅 - 様似駅間が廃止されるまで、当駅を発着する列車も設定されていました。

年表

1913年（大正2年）10月1日：苫小牧軽便鉄道の駅として開業。同時に鵡川貨物駅が開設。
1927年（昭和2年）8月1日：苫小牧軽便鉄道が国有化され、日高線に改称。
1929年（昭和4年）11月26日：駅の移転。
1943年（昭和18年）11月1日：富内線当駅 - 豊城間の連絡線が開通。
1977年（昭和52年）2月1日：貨物取扱い廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物取扱い廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：富内線全線廃止。出札・改札業務を停止し、旅客業務が無人化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となる。11月：現駅舎竣工。
1998年（平成10年）4月1日：窓口業務を直営化。
2006年（平成18年）9月1日：再度無人化、乗車券は簡易委託化。
2009年（平成21年）4月1日：完全無人化。
2015年（平成27年）1月8日：高波被害により、鵡川駅 - 様似駅間の列車の運行を休止。
2021年（令和3年）4月1日：鵡川駅 - 様似駅間の廃止に伴い、日高本線の終着駅となる。また、静内駅の廃止に伴い管理駅が苫小牧駅に変更。

駅名の由来

駅設置時の所在地であった鵡川村に由来します。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。車庫に繋がる横取線も1線あります。駅舎とホームの間は構内踏切で連絡しています。

かつては千鳥状の相対式ホーム2面2線を有する地上駅でしたが、鵡川駅 - 様似駅間の廃線に伴い、旧2番のりばが「1番のりば」に改番されました。富内線廃止以前は、島式ホーム外側の3番線が富内線の発着に使用されていました。

のりば

のりば	路線	方向	行先
-	---	--	--
1	■日高本線	上り	苫小牧方面

駅舎

1987年に完成した駅舎は、むかわ交通ターミナルを併設しています。苫小牧駅管理の無人駅です。

利用状況

近年の乗車人員は減少傾向にあります。

駅弁

かつては、駅前の苫米地商店弁当部が調製した弁当が販売されており、むかわ町の特産であるシシャモの甘露煮を使用した幕の内弁当やシシャモ寿司が名物でしたが、駅弁販売から撤退しました。

駅周辺

北海道道575号鵡川停車場線
北海道道10号千歳鵡川線
国道235号
日高自動車道鵡川インターチェンジ
道の駅むかわ四季の館
むかわ町役場
苫小牧警察署鵡川交番
鵡川郵便局
苫小牧信用金庫鵡川支店
鵡川農業協同組合（JAむかわ）
鵡川漁業協同組合
北海道鵡川高等学校
むかわ町立鵡川中学校
むかわ町立鵡川中央小学校
むかわ町鵡川厚生病院
* 井目戸地蔵尊

バス路線

道南バスとあつまバス、むかわ町営バスが乗り入れています。苫小牧駅発着の代替バスも運行しています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

日高本線

浜厚真駅 - 鵡川駅

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