鶴沼駅

鶴沼駅（つるぬまえき）

鶴沼駅は、かつて北海道樺戸郡浦臼町に存在した北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の駅です。この駅は、札沼線の石狩当別駅から新十津川駅の間にある駅の一つでした。事務管理コードは▲130217が付与されていました。

歴史

1956年（昭和31年）11月16日: 日本国有鉄道（国鉄）札沼線の駅として開業しました。当初から旅客のみを取り扱う駅でした。
1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、JR北海道に継承されました。
1991年（平成3年）3月16日: 札沼線に「学園都市線」の愛称が設定されました。
1996年（平成8年）3月16日: 札沼線（学園都市線）の石狩当別駅（現在の当別駅）から新十津川駅の間でワンマン運転が開始され、鶴沼駅もこの区間に含まれていました。
2016年（平成28年）
3月26日: 浦臼駅 - 新十津川駅間の運行が1日1往復のみとなり、鶴沼駅への列車の発着も1日上下各1本のみとなりました。
11月18日: JR北海道が、北海道医療大学駅から新十津川駅の間を「当社単独では維持することが困難な線区」と発表し、バス等への転換について地域との協議を開始すると表明しました。
2018年（平成30年）10月12日: 沿線4町と北海道による「札沼線沿線まちづくり検討会議」で、札沼線（北海道医療大学 - 新十津川間）の廃止とバス転換に合意しました。
2020年（令和2年）
4月17日: 新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関する緊急事態宣言により、4月18日から5月6日まで全列車が運休となりました。これにより、4月17日が実質的な最終営業日となりました。
5月7日: 北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止に伴い、鶴沼駅も廃駅となりました。

駅名の由来

駅の名称は、付近にある沼にタンチョウが飛来していたことに由来します。この地域が「鶴沼」と呼ばれていたため、駅名にも採用されました。

駅構造

鶴沼駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。ホームの一部は用水路の上に架かっていました。無人駅で、石狩当別駅が管理していました。駅舎は存在せず、待合室が設置されていました。2020年5月7日の廃止に際し、同日未明にホームに設置されていた駅名標が撤去されました。

利用状況

鶴沼駅の利用状況は非常に低く、以下のようなデータがあります。

2011 - 2015年（平成23 - 27年）: 乗降人員調査（11月の調査日）の平均は「1名以下」でした。
2012 - 2016年（平成24 - 28年）: 特定の平日の調査における平均乗車人員は0.2人でした。
2013 - 2017年（平成25 - 29年）: 特定の平日の調査における平均乗車人員は0.0人でした。
2014 - 2018年（平成26 - 30年）: 特定の平日の調査における平均乗車人員は0.0人、11月の調査日の平均乗降人員は「1名以下」でした。
2015 - 2019年（平成27 - 令和元年）: 特定の平日の調査における平均乗車人員は0.0人でした。

これらのデータからも、駅の利用者が極めて少なかったことがわかります。

駅周辺

駅周辺には、町営住宅などが立ち並び、小さな集落が形成されていました。主な施設としては以下のものがあります。

国道275号
道の駅つるぬま
鶴沼郵便局
鶴沼公園（徒歩約10分）
浦臼温泉 浦臼町温泉保養センター
浦臼神社
北海道中央バス（滝川営業所）、浦臼町営バス「鶴沼市街」停留所 - ジェイ・アール[[北海道バス]]石狩線廃止に伴い、引き継がれた路線が発着しています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

札沼線（学園都市線）

浦臼駅 - 鶴沼駅 - 於札内駅

脚注

出典
報道発表資料
新聞記事

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

鶴沼｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜駅・鉄道・旅行｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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