かさだ広場

かさだ広場について

かさだ広場（かさだひろば）は、岐阜県各務原市の川島笠田町に立地する国営の公園で、広さは約11.5haの芝生広場を中心に設計されています。この公園は、国営木曽三川公園の一部であり、開園は1988年（昭和63年）7月19日と比較的新しい施設です。かさだ広場は、木曽川の分流である北派川の河川敷に位置しており、周囲の自然を活かした広々とした空間で訪れる人々に特別な体験を提供しています。

公園の概要と歴史

かさだ広場は、国営木曽三川公園の三派川地区の中でも最初に開設された施設で、その設立当初は芝生広場と、仮設のトイレのみでした。1999年（平成11年）には河川環境楽園の開園に伴いリニューアルが行われ、14種類の遊具が新たに設置されることになりました。この変革により、休日には多くの親子連れで賑わうようになったのです。

かさだ広場から河川環境楽園に至るまでの距離は徒歩で約15分ほどで、訪問者にとってアクセスがしやすくなっています。広場内にはアメリカフヨウやオオキンケイギクが点在する花畑もあり、視覚的にも楽しませてくれる場所とされています。オオキンケイギクの花畑はかつて数haにわたって広がっていましたが、外来種として駆除対象にされているため、面積は段階的に減少しています。

2005年（平成17年）3月19日には、隣接する各務原アウトドアフィールドが開園し、さらなる利用価値を高めています。また、地域のサイクリングファンのために、各務原大橋や各務原市総合運動公園と結ぶ河川敷にはサイクリングロードも整備されています。

利用方法とアクセス

公園内には売店は設けられていませんが、自動販売機は利用可能です。来場者にとっての大きな魅力の一つは、入園料が無料である点です。開園時間や休園日については、「かさだ広場・各務原アウトドアフィールド」の公式サイトを確認することが推奨されます。

ただし、北派川の河川敷に位置するため、台風などの影響で洪水のリスクがある場合には、遊具が撤去されることがあります。特に、2007年に発生した平成19年台風第4号や、2021年（令和3年）8月の大雨により木曽川本流が増水した際には、広場が冠水し、期間限定で閉園することもありました。

交通手段

かさだ広場へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、名鉄各務原線「各務原市役所前駅」から各務原市ふれあいバス川島線を利用して「かさだ広場」バス停で下車する方法が便利です。他にも名鉄名古屋本線「笠松駅」から岐阜バス笠松川島線で「かさだ広場」へ行けます。また、自動車利用の場合は、国道21号（岐大バイパス）から岐阜県道178号線や岐阜県道93号線を経由するルートもあります。

まとめ

かさだ広場は、自然と遊びが楽しめる貴重なスペースです。明るく開放感のある芝生広場で、家族や友人と訪れるのに最適な場所となっています。季節ごとの美しい花々や、充実した環境は訪れる人々に喜ばれています。ぜひ、岐阜県に訪れた際には、かさだ広場を散策してみてはいかがでしょうか。

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