がんじがらめ

『がんじがらめ』は、1975年2月1日から4月26日まで、フジテレビ系列にて毎週土曜21:00 - 21:55に全13回が放送された、テレビ西日本制作の連続テレビドラマです。

概要

通常、フジテレビ系列の全国ネット番組は東京のキー局が制作することが多いですが、本作は異例のテレビ西日本制作の連続ドラマとして注目されました。原作は「週刊現代」に連載されていた花登筺の小説『社長殿、課長御辞退申し上候』で、花登自身が脚本と演出も担当しています。

物語は、大手商社『シルバー商事』を舞台にしたサラリーマン喜劇です。出世街道をひた走っていたエリートサラリーマンが、ある日突然つまずき、社会の様々な制約や人間関係にがんじがらめになっていく姿をコミカルに、そして時にシリアスに描いています。

本作の放送をもって、前作『女の気持』から7か月続いた、放送枠名が設定されていない連続ドラマ枠は終了しました。その後、土曜21時台は、それまで土曜22時台で放送されていた『土曜劇場』が移動し、1975年5月3日からは『赤ちゃんがいっぱい』が開始されました。

出演者

上原（黒田）美沙：香山美子
西条昭也：山口崇
務田専務：小沢栄太郎
川上昇一（社長）：高田次郎
弥生：曽我町子
黒田剛造：石井均
平塚総務課長：谷幹一
平塚夫人：桜京美
務田佳代子：田口真美
蝶子：清川虹子
川上鮒右衛門（昇一の父）：進藤英太郎
上田常務：神田隆 → 天田俊明（第9話・1975年3月29日から）
敬子（美沙の友人のホステス）：春川ますみ
節子：西川ひかる
スナック「とまり木」のママ：安芸秀子
矢野宣
江幡高志

また、各話に豪華なゲストが出演したのも見どころでした。

ゲスト出演者

丹波哲郎（第2話）
中村玉緒（第3話）
曽我廼家明蝶（第4話）
北島三郎（第4話）
三鬼陽之助（第4話）
露木茂（第4話）
辰巳柳太郎（第5話）
毒蝮三太夫（第6話）
藤間紫（第9話）
南田洋子（第12話）
樫山純三（第12話）

スタッフ

原作：花登筺（「週刊現代」連載『社長殿、課長御辞退申し上候』）
脚本：花登筺
演出：花登筺、山本治
制作：テレビ西日本

関連項目

* 土曜劇場

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