げろバス

岐阜県下呂市のコミュニティバス「げろバス」

「げろバス」は、岐阜県下呂市が運行するコミュニティバスです。地域住民の生活を支える重要な交通手段として、定時定路線バスと予約制のデマンドバスの2種類が運行されています。運行は、濃飛乗合自動車（濃飛バス下呂営業所）と株式会社ライドシステムズに委託されています。

沿革

2004年3月1日：益田郡下呂町、萩原町、金山町、小坂町、馬瀬村が合併し、下呂市が発足。
2008年4月1日：合併前の3町から引き継いだ自主運行バス・コミュニティバスの路線を見直し、運賃体系を統一。「げろバス」として再編。
2015年4月1日：濃飛バス馬瀬線が廃止。代替として「げろバス馬瀬」の運行を開始。
2020年3月31日：「げろバス小坂」「げろバス馬瀬」を廃止。翌4月1日より、それぞれデマンド型交通の「デマンド小坂」「デマンド馬瀬」へ再編。
2024年9月30日：「げろバス金山」を廃止。翌10月1日より、デマンド型交通の「デマンド金山」へ統合。

運賃・乗車券類

運賃

げろバス：対キロ多区間制で、初乗りは100円（2023年4月1日現在）。
デマンドバス：均一運賃制で、大人520円、中高生等150円（13歳 - 18歳）、小人100円（小学生以下）。

福祉乗車証

下呂市が発行する「福祉パスポート」があり、げろバス・デマンドバス全路線（デマンドバスは2022年度から）および濃飛バス一般路線（下呂市内に限る）で利用可能です。有効期限は毎年度末（3月31日）で、購入時期により金額が異なります（4月1日購入の場合は11,000円）。対象者は、65歳以上の高齢者、各種障害者手帳（身体[[障害者手帳]]、療育手帳、精神[[障害者保健福祉手帳]]）を所持する障害者、運転経歴証明書所持者などです。

デマンドバス専用の「デマンドバス年間利用券」もあり、購入日から1年間有効で、金額は路線ごとに6,000円です。対象者は「福祉パスポート」と同様です。

路線

げろバス

コミュニティバスとして以下の3路線が設定され、毎日運行されています。運営には岐阜県からの補助金が充てられています。

げろバス下呂：旧下呂町内を運行。
上原線：少ヶ野を起点に、下呂駅前を経由し、川渡方面へ。
下呂駅と下呂温泉病院間は折り返し区間で、一部上り便のみ運行。
中原線：少ヶ野を起点に、下呂駅前を経由し、二の樽方面へ。
下呂駅と下呂温泉病院間は折り返し区間で、一部上り便のみ運行。
循環線：上原線と中原線を接続。
げろバス萩原：旧萩原町内を運行。
川西北線：萩原駅前を起点に、上之田方面へ。
四美辻と南飛騨健康増進センター、嫁谷橋間は折り返し区間で、一部便のみ運行。
川西南線：萩原駅前を起点に、下呂駅前（一部便は下呂温泉病院）方面へ
下呂温泉病院行きは一部便のみ運行。

デマンドバス

予約があった日のみ、予約時間に合わせて運行されます。

デマンド金山：旧金山町内を運行。
北まわり：金山地区と乙原・祖師野地区を結ぶ（一部便は土曜運行、日曜運休）。
南まわり：金山地区と菅田地区を結ぶ（一部便は土曜運行、日曜運休）。
市街地循環線：飛騨金山駅、金山振興事務所、マツオカ金山店、市立金山病院、金山郵便局、ゲンキー金山店、金山市民会館を結ぶ定時定路線（予約不要、平日運行）。
デマンド上原・中原：旧下呂町内を運行（平日のみ）。
久野川まわり：下呂地区と焼石・久野川地区を結ぶ（火・木運行）。
蛇之尾まわり：下呂地区と田口・蛇之尾地区を結ぶ（水・金運行）。
中原-金山まわり：焼石・久野川地区と金山地区を結ぶ（月曜運行）。
デマンド小坂：旧小坂町内を運行（平日のみ）。
湯屋線：小坂地区と湯屋・坂下地区を結ぶ。
松尾線：小坂地区と松尾・大島地区を結ぶ。
デマンド馬瀬：旧馬瀬村内を運行（平日のみ）。
萩原買い物・通院便：馬瀬地区と萩原地区を結ぶ。
下呂温泉病院・下呂駅便：馬瀬地区と下呂地区を結ぶ。
馬瀬地域巡回便：馬瀬地区内を巡回。

関連項目

下呂市#交通
濃飛乗合自動車
コミュニティバス / 廃止代替バス
デマンド型交通 / 乗合タクシー
日本のコミュニティバス一覧#岐阜県

外部リンク

下呂市のバス（公共交通） - 下呂市
株式会社ライドシステムズ - 野中グループ（デマンドバス運行事業者）

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