のってみゅうかー

のってみゅうかー（本渡市街地循環バス）について

「のってみゅうかー」は、熊本県天草市の本渡地区中心市街地で運行されているコミュニティバスです。2009年10月1日に運行を開始しました。

概要

かつて天草諸島の路線バスは、複数の事業者が運行していた路線を産交バスが一手に引き受けていました。そのため、重複する路線が多く、複雑な路線網となっていました。2000年代後半、地元自治体との協議の結果、バス路線網の見直しに着手し、重複路線の統廃合やスクールバスの路線バスへの統合などを行い、路線網の整理とわかりやすさを追求しました。また、通学にも便利なダイヤ編成としました。

この見直しに合わせて、天草諸島の中心地である本渡地区の市街地で空白地帯となっていたエリアを結ぶ循環バスが新たに設けられました。これが「のってみゅうかー」です。愛称は公募によって決定し、「のってみようか」という意味の方言に由来します。

運行ルート

現在の「のってみゅうかー」は、右回りと左回りの2つのルートで運行しています。

右回り

本渡バスセンターを起点とし、本渡港、天草市民センター、天草中央総合病院、太田町、ここらす（天草市複合施設）を経由し、再び本渡バスセンターに戻ります。その後、栄町、諏訪神社入口、中央新町、船の尾、城下、馬場、箱の水、丸尾ヶ丘、西の久保公園入口、水の平、天草拓心高校入口、ナフコ前、八幡町、大矢、天草警察署総合庁舎前、天草市役所前を経由して、本渡バスセンターに戻るルートです。

1日に10便運行され、1周の所要時間は28分です。ただし、2便、4便、6便、8便、10便は≪≫内の停留所には停車しません。

左回り

右回りの逆順で運行します。1日に9便運行され、2便、4便、6便、8便は≪≫内の停留所には停車しません。

過去の運行ルート

以前は北部ルートと南部ルートの2つのルートがありました。

北部ルート：本渡バスセンターから中央新町、箱の水、丸尾町、八幡町、天草警察署総合庁舎前、天草市役所を経由して本渡バスセンターに戻るルートでした。右回り・左回りの両方向で1日9本ずつ運行され、1周の所要時間は20分でした。
南部ルート：本渡バスセンターから天草市民センター前、天草中央総合病院、本渡港を経由して本渡バスセンターに戻るルートでした。北部ルートに続いて運行され、1日9便、1周の所要時間は9分でした。

運行会社・運賃

産交バス天草営業所が運行を担当しています。

運賃は大人160円均一です。現金のほか、定期券、くまモンのICカード、Suica、PASMOなどの全国10社の交通系ICカード、天草乗り放題きっぷ（2日券、3日券）、SUNQパス、わくわく1dayパス（熊本県内版のみ）、免許返納割引乗車証が利用可能です。

運行開始に合わせて、運行エリア内の一般路線の運賃が100円に値下げされましたが、現在は160円に引き上げられています。

車両

日野・ポンチョ2台が使用されています。赤と青の2色があり、それぞれに地元出身の画家、鶴田一郎氏によるハイヤ踊りの女性が描かれていましたが、2012年10月からは女性の絵柄がシルエットに変更されました。車両の都合により、小型の一般車両が使用されることもあります。

関連情報

天草市
産交バス
* 日本のコミュニティバス一覧

外部リンク

のってみゅうかー（本渡市街地循環バス）|産交バスポータルサイト

もう一度検索