ひまわりてれび

株式会社ひまわりてれび（Himawari TV）

株式会社ひまわりてれびは、長崎県の島原半島3市（雲仙市、南島原市、島原市）と諫早市、そして熊本県玉名市を業務区域とするケーブルテレビ局です。地域密着型のサービスを展開し、地域社会に貢献しています。また、FMひまわりという愛称でコミュニティFM放送も行っています。

概要

本社は長崎県雲仙市千々石町にあり、「ひまわりてれび」の愛称で親しまれています。元々は西九州電設という電気工事業者として設立されました。その後、旧千々石町での有線テレビジョン放送業務開始を届け出て、テレビ共同受信設備の管理業務に進出したことが、現在のテレビ事業の基盤となっています。

有線テレビジョン放送施設の許可を取得し、テレビ放送の再送信や自主放送を開始してケーブルテレビ局としての地位を確立しました。島原半島全域へとサービスを拡大し、電気通信事業者としてインターネット接続事業も開始。半島内の各自治体が設置した回線を利用することで、地域情報インフラの一翼を担っています。さらに、有明海を挟んだ対岸の熊本県玉名市にもケーブルテレビ事業を展開しています。

コミュニティ放送も直営で行っており、地域に密着した情報発信に力を入れています。ただし、島原市においてはケーブルテレビジョン島原（カボチャテレビ）が先行して事業を開始しており、競合関係にあります。また、南島原市においては、ケーブルテレビジョン島原傘下のFMしまばらが先に中継局を設置しており、ひまわりてれびのFM親局も同地に設置されたため、コミュニティFMの分野でも競合関係となっています。

沿革

1981年（昭和56年） - 西九州電設株式会社設立
1987年（昭和62年） - 有線テレビジョン放送業務開始を届け出
1996年（平成8年） - 有線テレビジョン放送施設の許可
1998年（平成10年） - 有家町（現・南島原市）に有家営業所開設
2000年（平成12年） - 自主放送開始
2002年（平成14年） - インターネット接続サービス開始
2003年（平成14年） - 島原営業所開設
2010年（平成22年） - 玉名営業所開設
2017年（平成29年） - コミュニティFM放送開始
2018年（平成30年） - 株式会社ひまわりてれびに社名変更、諫早営業所開設

業務区域

長崎県
雲仙市（千々石本社直轄）
南島原市（有家営業所）
島原市（島原営業所）
諫早市（諫早営業所）
熊本県
玉名市（玉名営業所）

各市に営業所を構え、地域に密着したサービスを提供しています。

主な放送チャンネル

デジタル放送の配信には日本デジタル配信のシステムを使用していますが、自主放送チャンネルが多いためか、一般的なケーブルテレビ局よりも配信されるチャンネルが少なくなっています。島原半島では、コースによって受信できるチャンネルが異なるため、チャンネル番号が大幅に変更されています。玉名市では、サービス開始が遅かったこともあり、アナログチャンネルは暫定的なデジタル難視対策としての位置付けで、地元地上波と自主放送のみの扱いとなっています。

コミュニティFM放送（FMひまわり）

FMひまわりは、南島原市、島原市、雲仙市の各一部地域を放送区域とするコミュニティFM放送局です。愛称は「FMひまわり」。特定地上基幹放送局としての役割も担っています。長崎県では8局目のコミュニティ放送局であり、有線テレビジョン放送事業者が特定地上基幹放送局の免許人となるのは県内初、九州総合通信局管内では3局目です。演奏所（スタジオ）は有家営業所内と本社内にあります。

沿革

2016年（平成28年）11月18日 - 親局および中継局の特定地上基幹放送局の予備免許取得
2017年（平成29年）
3月28日 - 親局および中継局の特定地上基幹放送局の免許取得
4月1日 - 開局
2018年（平成30年）10月1日 - FM++によるインターネット配信開始
2019年（令和元年）11月30日 - 雲仙市愛野町および国見町に中継局を開設し開局。雲仙市の一部にもエリア拡大。それに伴い本社にスタジオを開設

放送形態

インターネット配信はFM++を通じて行っています。自社制作以外の時間は、ミュージックバードの番組を放送しています。

外部リンク

ひまわりてれび
ひまわりてれび 〜玉名〜
ひまわりてれび（玉名・長洲エリア） (@tamana_himawari) - X（旧Twitter）
* FMひまわり87.6MHz (FMhimawari87.6MHz) - Facebook

もう一度検索