映画『ほんだら剣法』について
『ほんだら剣法』は、
1965年に
大映が製作した時代劇コメディ
映画です。監督は
森一生、主演は
犬塚弘が務めました。この作品は、
犬塚弘が主演する「ほんだらシリーズ」の第一作目にあたります。
概要
映画はカラーワイドで製作され、
主題歌には同名の『ほんだら剣法』が使用されています。原作は
野村胡堂によるもので、かつてエノケンこと榎本健一が主演した『磯川兵助功名噺』のリメイク作品でもあります。
ポスターには「無責任よさようなら、出世したけりゃゴマするな!マジメで行こうほんだら侍!」というキャッチコピーが使われ、
映画の内容を端的に表しています。
ストーリー
物語の舞台は仙台伊達藩。主人公は、馬鹿正直な若侍・磯川兵助です。彼は2メートルもの長刀を振り回す「ほんだら剣法」の使い手。ある日、首吊り自殺を図ろうとしていた娘を助け、お袖というその娘を匿うことになります。しかし、兵助にはすでに津絵という恋人がいました。その関係を知った黒崎栄太郎は、兵助を闇討ちしようと画策しますが…。
スタッフ
監督:森一生
企画:川崎治直
脚色:笠原良三
原作:
野村胡堂
音楽:大森盛太郎
撮影:今井ひろし
キャスト
磯川兵助:犬塚弘
泉修理:
ハナ肇
黒崎栄太郎:石橋エータロー
千里平:
桜井センリ
安田新左衛門:安田伸
伊達陸奥守:
藤田まこと
水野越前守:本郷功次郎
小畑伊十郎:
杉田康
黒崎内膳:水原浩一
泉津絵:
坪内ミキ子
お六:藤村志保
お清:明星雅子
お袖:紺野ユカ
ふみ:有田双美
吉五郎:遠藤辰雄
石川大和:
荒木忍
土橋:越川一
栗橋:木村玄
天童内記:玉置一恵
若侍:勝村淳
お縫:三木本賀代
お辰:
近江輝子
『ほんだら剣法』
作詞:
青島幸男
作曲:萩原哲晶
唄:
犬塚弘
『ほんだら剣法』は、時代劇でありながらコメディ要素も強く、肩の力を抜いて楽しめる作品です。
犬塚弘をはじめとする個性豊かなキャストたちの演技、コミカルなストーリー展開は、多くの観客を魅了しました。また、
主題歌『ほんだら剣法』も
映画の魅力を引き立てています。