アサリユウセンプー

アサリユウセンプー - 日本のアングロアラブ系競走馬

アサリユウセンプーは、日本のアングロアラブ系に属する競走馬であり、また種牡馬としても知られています。彼のキャリアの中で数多くの名レースで優勝しており、1989年には楠賞全日本アラブ優駿を制覇。また、同年の福山ダービーや西日本アラブダービー、さらに1991年のローゼンホーマ記念といった大きな勝ち鞍も持っています。主な騎手は、那俄性哲也氏です。

来歴

アサリユウセンプーは1988年8月13日に福山競馬場でデビューし、その初戦で見事に勝利を収めました。この初勝利を皮切りに、彼は連勝を重ねる快進撃を見せます。特に1989年4月30日に開催された福山ダービーでは、2着馬との間に2.2秒という大差をつけて勝利を果たしました。この好成績を受けて、次なるレースである楠賞全日本アラブ優駿でも1番人気として期待に応え、見事に勝ちを手にしました。

その後、7月23日には海と島の博覧会特別に出走し、9連勝を達成しました。しかし、続くA1特別でのレースでは2着に甘んじ、連勝が途絶えてしまいます。この後も福山市長賞、鞆の浦賞、西日本アラブダービーと続く3連勝を果たすものの、長期の休養を余儀なくされることになりました。

1990年に復帰後、最初のレースでは2着に入るも、福山大賞典では最下位に沈み、その後のA1特別でも振るわない成績が続きました。しかし、福山マイラーズカップでのレースでは記録的な速さで勝利を収め、さらにローゼンホーマ記念でも2着馬を2馬身離しての快勝を果たします。以降、福山での戦績を経て、東上して大井競馬場へ向かい、勝島賞では2着となるものの、全日本アラブ大賞典では不本意な結果となり、これが彼の現役最後のレースとなりました。

競走成績

彼の競走成績については、JBISサーチを基にしてさらなる詳細を確認できます。

引退後の活動

引退したアサリユウセンプーは種牡馬として新たなステージに挑戦しました。彼は7年間の供用期間中に63頭が血統登録され、そのうち51頭が実際に出走しました。競走馬として成功を収めた彼は、その血統も次世代へ受け継がれることとなります。

主な産駒

彼の主な産駒には、ニホンカイキャロル（ガーネット特別、中津、日本海特別、益田など）や、ケリマコ（アラブ優駿、中津）などがいます。特にニホンカイキャロルは、ニホンカイユーノスの半姉でもあります。

結論

アサリユウセンプーは、ただの競走馬にとどまらず、その血統を通じて後世に影響を与える存在となりました。彼の名は競馬史に刻まれ、その偉業は今でも多くの競馬ファンに語り継がれています。

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