アジアハイウェイ2号線とは？意味をやさしく解説

アジアハイウェイ2号線は、インドネシアのバリ島デンパサールを起点とし、シンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマー、インド、バングラデシュ、ネパール、パキスタンを経由して、イランのケルマーンシャー州コースラヴィに至る、総延長13,177kmに及ぶ国際幹線道路網です。

この広大なルートは、東南アジア、南アジア、そして中東の一部を横断し、多様な文化、歴史、景観を体験できる非常に重要な回廊となっています。

AH2は、以下の国々を通過し、各国内で主要都市を結んでいます。

総延長: 1,440km
主要都市: デンパサール、スラバヤ、スラカルタ、スマラン、チカンペック、ジャカルタ、メラック
ジャワ島を東西に横断するジャワ横断高速道路（Trans-Java Toll Road）が中心。

総延長: 19km
主要都市: シンガポール、ウッドランド
マレーシアとの国境を繋ぐ。

総延長: 821km
主要都市: ジョホール・バル、パンダン、セナイウタラ、スレンバン、二ライ、シャーアラム、ブキットランジャン、バターワース、ブキットカユイタム
半島部を南北に縦断し、タイとの国境へ。

総延長: 1,549km
主要都市: サダオ、ハジャイ、バンコク、バンパイン、ナコンサワン、タック、チエンラーイ、メサイ
南部から首都バンコクを経由し、北部国境に至る。

総延長: 807km
主要都市: タチレク、チャイントン、メイッティーラ、マンダレー、タム
東部から内陸部を横断し、インド国境へ。

総延長: 339km
主要都市: モレ、インパール、コヒマ、ディマプル、ナーガオン、ジョラバット、シロン、ダウキ、シリグリ、バンバサ、ラーンプル、ニューデリー、アタリ、ワガ
北東部から北部へと進み、バングラデシュ、ネパール、パキスタンとの国境へ。

総延長: 510km
主要都市: タマビル、シレット、カチャプル、ダッカ、ハティカムルール、バングラバンダ
インドを挟んで東西に分断された区間を繋ぐ。

総延長: 1,024km
主要都市: カカルビッタ、パトゥライヤ、ヘトウラ、ナーラーヤンガート、コールハープル、マヘンドラナガル
インドとの国境を跨ぎながら、国内を東西に横断する。

総延長: 1,828km
主要都市: ワガ、ラホール、オーカーラー、ムルターン、バハーワルプル、ラヒームヤール・ハーン、ローリ、サッカル、ジャコババード、シビ、クエッタ、ダルバンディン、タフタン
北東部から南西部へ、イラン国境を目指す。

総延長: 2,310km
主要都市: ミアー・ジャウィ、ザーヘダーン、ケルマーン、アナール、カーシャーン、ゴム、サラフチェガン、サヴェー、ハマダーン、ケルマーンシャー、コースラヴィ
南東部から西へと進み、最終目的地であるコースラヴィへ。

AH2は多くの国境を跨ぎますが、特にインドとバングラデシュ、ネパールは複雑に入り組んでおり、以下の通り複数の国境通過点があります。

インド - バングラデシュ国境: タマビル/ダウキ、ハティカムルール/シリグリ
インド - ネパール国境: バンバサ/マヘンドラナガル、カカルビッタ

アジアハイウェイ2号線は、単なる交通路以上の存在であり、地域間の経済発展、文化交流、観光促進に大きく貢献しています。その壮大なルートを辿る旅は、多様な民族、文化、風景を体験できる特別な機会となるでしょう。

* 国土交通省 - 政策・仕事 - 国際：アジアハイウェイ路線

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