ウトロ温泉

ウトロ温泉について

ウトロ温泉（ウトロおんせん）は、北海道斜里郡斜里町のウトロに位置する温泉で、別名「知床温泉」としても知られています。この温泉は、オホーツク海の側にあり、知床半島の西岸に広がる温泉街には多くの宿泊施設が揃っています。

泉質について

ウトロ温泉の泉質は、含重曹食塩泉や含ホウ酸食塩重曹泉などがあり、源泉の温度は約61℃です。このため、リラックス効果が高く、肌にも優しいとされています。温泉の効能としては、湯治や疲労回復、皮膚病などに良いとされています。

温泉街の特徴

温泉街はウトロ漁港側と高台で構成されており、現在5軒のホテルを含む多数の民宿や中小規模の宿泊施設があります。しかし、長期的な不況と東日本大震災の影響で、倒産や廃業が相次いでいる施設もあるため、観光業には厳しい状況が続いています。その一方で、ウトロは知床観光の拠点としても機能しており、大きなホテルも健在です。

高台にある「夕陽台の湯」では、オホーツク海を望む露天風呂を楽しむことができ、また、付近には国設知床野営場と夕陽台展望台があります。さらに、足湯「足湯シリエトク」や漁港側には「ゴジラ岩」といった観光スポットもあり、多様な楽しみ方ができるのも特徴です。

歴史

ウトロ温泉の開湯は1971年（昭和46年）に遡り、ボーリングによる源泉開発が行われました。その際に最初に掘削された源泉は、現在高台にある温泉民宿の敷地内に位置しています。このことからも、地域の温泉文化の始まりが感じられます。

アクセス

ウトロ温泉へのアクセスは交通手段によって異なります。斜里バスを利用する場合、知床斜里駅から約60分の距離にあります。また、網走駅や網走バスターミナルからも約1時間30分で到着でき、女満別空港からは約2時間の距離です。自家用車でのアクセスでは、旭川紋別自動車道を利用し、国道を経由するルートが一般的です。札幌ターミナルからの都市間バスも利用可能で、所要時間は約7時間10分程となっています。

まとめ

ウトロ温泉は、その美しい自然環境と豊かな温泉の恵みによって、多くの観光客を惹きつけています。宿泊施設の選択肢が豊富であり、温泉を楽しむだけでなく、知床の観光を満喫できる魅力的なスポットです。訪れる際には、温泉の効能をぜひ体験してみてください。

もう一度検索