エイブラハム・アルモンテ

エイブラハム・アルモンテ：多才な外野手が歩む波瀾万丈の野球人生

エイブラハム・アルモンテ（Abraham Almonte）は、1989年6月27日ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手（外野手）です。右投両打で、現在はリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル（メキシカンリーグ）のタバスコ・オルメクスに所属しています。

プロ入りからマリナーズでのデビュー

2005年にニューヨーク・ヤンキースとアマチュア・フリーエージェントとして契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2013年にはショーン・ケリーとのトレードでシアトル・マリナーズへ移籍。同年8月30日にメジャーデビューを果たし、ヒューストン・アストロズ戦に「8番・右翼手」として先発出場。5打数1安打1盗塁を記録しました。

パドレス、インディアンス時代

2014年7月にはクリス・デノーフィアとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍。32試合に出場し、打率.265、2本塁打、7打点、1盗塁という成績を残しました。守備では、左翼手と中堅手をこなし、高い守備能力を発揮しました。2015年にはマーク・ゼプチンスキーとのトレードでクリーブランド・インディアンスへ移籍。51試合に出場し、打率.264、5本塁打、20打点、6盗塁と打撃面で復調を見せました。

出場停止処分、ロイヤルズ、ダイヤモンドバックス時代

2016年には禁止薬物違反で80試合の出場停止処分を受けました。2018年にはカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍しましたが、その後自由契約に。同年、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、2019年にはメジャー契約を勝ち取りました。

パドレス復帰、ブレーブス、ブルワーズ傘下時代

2019年オフには再びパドレスとマイナー契約。2020年にはメジャー契約を結びましたが、その後自由契約となりました。2020年オフにはアトランタ・ブレーブスと契約。2021年にはミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結びました。

レッドソックス、メッツ時代

2022年7月にはボストン・レッドソックスへ移籍し、メジャーでの出場機会を得ました。2022年オフには韓国プロ野球のLGツインズと契約しましたが、メディカルチェックで問題が見つかり契約解除。その後、ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結びました。2023年はメッツで8試合に出場しましたが、シーズン終了後にFAとなりました。

メキシカンリーグへ

2024年3月7日、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのタバスコ・オルメクスと契約を結びました。

プレースタイル

アルモンテは、内外野を守れるユーティリティ性、シュアな打撃と俊足が持ち味です。これまで数多くの球団を渡り歩きながらも、常にチームのために貢献しようとする姿勢は、多くのファンに愛されています。メジャーリーグ、マイナーリーグ、そしてメキシカンリーグと、様々な舞台で培ってきた経験を活かし、これからも更なる活躍が期待されます。

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