オマーン・エア

オマーン航空について

オマーン航空（Oman Air）は、オマーンの国営航空会社であり、首都マスカットのマスカット国際空港を拠点としています。同社は、オマーン政府が株式の大部分を保有するフラッグキャリアとして、国内外の幅広い路線を運航しています。

歴史

1981年に設立されたオマーン航空は、1993年にシーブ国際空港（現在のマスカット国際空港）を拠点に運航を開始しました。当初、オマーン政府はガルフ・エアにも出資していましたが、2007年にオマーン航空への注力を決定し、政府保有株を大幅に引き上げました。これにより、ガルフ・エアへの出資は終了し、オマーン航空は自立的な成長を遂げることになりました。また、航空券の予約システムにはSABREを採用しています。

2010年時点では、オマーン政府が99.8%の株式を保有しており、2021年には航空連合ワンワールドへの加盟協議を開始しました。2025年6月30日には、正式にワンワールドへ加盟する予定です。

受賞歴

オマーン航空は、その質の高いサービスに対して、数々の賞を受賞しています。

2011年：スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」
2015年：スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード「ベスト・エアライン・スタッフ・イン・ミドルイースト」

これらの受賞は、オマーン航空が顧客満足度を重視し、高品質なサービスを提供している証と言えるでしょう。

就航都市

2015年7月現在、オマーン航空は以下のような都市に就航しています。

アフリカ

エジプト：カイロ
タンザニア：ダルエスサラーム、ザンジバル

アジア

南アジア
バングラデシュ：チッタゴン、ダッカ
インド：ベンガルール、チェンナイ、デリー、ゴア、ハイデラバード、ジャイプル、コーチ、カリカット、ラクナウ、ムンバイ、ティルヴァナンタプラム
モルディブ：マレ
ネパール：カトマンズ
パキスタン：イスラマバード、カラチ、ラホール
スリランカ：コロンボ
東南アジア
マレーシア：クアラルンプール
フィリピン：マニラ
タイ：バンコク
西アジア
バーレーン：マナーマ
イラン：テヘラン
ヨルダン：アンマン
クウェート：クウェート
レバノン：ベイルート
オマーン：ハッサブ、マスカット、サラーラ、ソハール
カタール：ドーハ
サウジアラビア：ダンマーム、ジッダ、メディナ、リヤド
アラブ首長国連邦：アブダビ、ドバイ
東アジア
中国：広州

ヨーロッパ

フランス：パリ
ドイツ：フランクフルト、ミュンヘン
イタリア：ミラノ
スイス：チューリッヒ
イギリス：ロンドン

コードシェア

オマーン航空は、以下の航空会社とコードシェア提携を行っています。

エチオピア航空
ガルーダ・インドネシア航空
ロイヤル・ヨルダン航空
マレーシア航空
KLMオランダ航空
カタール航空
スリランカ航空
ターキッシュ・エアラインズ
エミレーツ航空

保有機材

2021年8月現在、オマーン航空の保有機材は以下の通りです。

オマーン航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号は「1M」であり、航空機の形式名はB737-81MやB737-91Mなどとなります。また、一部のエアバスA330の後継機として、A350-1000またはB787-10のいずれかを導入する予定です。

退役済機材

以前は、様々な機種が運用されていましたが、現在では退役しています。

関連項目

ガルフ・エア

外部リンク

オマーン・エア（英語）
Oman Air (@omanairofficial) - Instagram

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