カイロ国際空港

カイロ国際[[空港]]

カイロ国際[[空港]]は、エジプトの首都カイロの中心部から北東へ約15kmに位置する、エジプト最大の国際[[空港]]です。年間1400万人以上の乗降客数を誇り、アフリカでも有数の規模を誇ります。エジプト航空の主要拠点であり、カイロ空港公団によって運営されています。

空港概要

カイロ国際[[空港]]は、約3700ヘクタールという広大な敷地を有しています。3つのターミナルビルがあり、それぞれ利用航空会社が異なります。ターミナル1と2はスターアライアンス以外の航空会社が、ターミナル3はスターアライアンス加盟航空会社が主に使用しています。

各ターミナルの特徴

ターミナル1：複数の入り口があり、航空会社によって利用する入り口が異なります。手荷物検査は入館前と搭乗口前の2回実施されます。搭乗者以外の入館には入館料が必要となります。免税店や飲食店は2〜3階に集まっており、地下階には従業員向けの売店やサンドイッチ店があります。ボーディングブリッジはなく、バスで航空機へ移動します。

ターミナル2：1986年に完成しましたが、老朽化のため2010年から2016年まで大規模な改修工事が行われました。ターミナル3への連絡通路が設けられ、一体的に運営されています。エール[[フランス]]やエミレーツ航空などが利用しています。

* ターミナル3：2008年に完成した比較的新しいターミナルです。手荷物検査はチェックインカウンター前と搭乗口前の2回です。ターミナル1とは異なり、手荷物検査前までは誰でも無料で入館できます。免税店や飲食店は出国審査場と同じ階にあります。ボーディングブリッジの利用と、バスでの移動両方に対応しています。エジプト航空利用時は機内でのアルコール提供はありませんが、ターミナル内の売店でアルコール飲料を購入し、機内へ持ち込むことが可能です。

セキュリティとパスポート提示

パスポートの提示回数は、ターミナルによって異なります。ターミナル1では、入館時、チェックイン時、出国審査時、搭乗口前、搭乗前の計5回、ターミナル3ではこれに搭乗口前を加えて計6回求められます。到着時は、ターミナル1で入国審査時と手荷物引取り時の計2回、ターミナル3ではこれに手荷物引取り場入場時を加えて計3回求められます。

空港へのアクセス

空港ターミナルから直接公共交通機関で市街地へ出る手段はありません。公共バスを利用する場合は、ターミナル間を結ぶ無料バスでバスターミナルへ移動し、乗り換える必要があります。バスターミナルからは、タハリール広場やラムセス駅前など、複数の路線が運行していますが、路線図や時刻表は整備されていません。かつてはラムセス駅へ路面電車が運行していましたが、現在は廃止されています。将来的にメトロ3号線が乗り入れる計画があります。

滑走路と周辺道路

南側の滑走路建設の際、リングロードが干渉したため、リングロードを滑走路外に迂回させました。リングロードからは、旧道跡をわずかに確認できます。

就航路線

カイロ国際[[空港]]からは、国内外の多くの都市へ就航しています。

国内線：
アスワン、アブ・シンベル、フルガダ、ルクソール、シャルム・エル・シェイク、マルサ・アラムなど

アジア：
東京、北京、上海、杭州、広州、深圳、成都、デリー、ムンバイ、ダッカなど

中東：
ドバイ、アブダビ、ドーハ、クウェート、ジェッダ、リヤド、マスカット、バグダッド、アンマン、イスタンブール、ベイルートなど

アフリカ：
トリポリ、アルジェ、チュニス、カサブランカ、アディスアベバ、ナイロビ、ヨハネスブルクなど

ヨーロッパ：
ロンドン、パリ、ローマ、マドリード、アテネ、アムステルダム、フランクフルト、ミュンヘンなど

北米：
ニューヨーク、トロントなど

過去に就航していた都市

シドニー、モントリオール、マルタ、テルアビブ、大阪/関西、ソウル/仁川、クアラルンプール、バンコク、シンガポールなど

まとめ

カイロ国際[[空港]]は、エジプトの玄関口として、多くの旅行者やビジネスマンに利用されています。ターミナルごとに異なる特徴があるため、利用する航空会社や目的地に合わせてターミナルを確認することが重要です。空港へのアクセスは、公共交通機関の乗り換えが必要となりますが、将来的にはメトロの乗り入れが計画されています。国際線、国内線、貨物便と多くの路線が就航しており、エジプトの経済と観光を支える重要な拠点となっています。

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