カゴメ・野菜生活100

カゴメ「野菜生活100」

「野菜生活100」は、カゴメが販売する野菜・果実ミックスジュースのブランドです。発売当初から「手軽に野菜を」というコンセプトを掲げ、多くの消費者に支持されています。本稿では、「野菜生活100」の概要、歴史、ラインナップ、CMキャラクターについて詳しく解説します。

概要

「野菜生活100」は、野菜不足を手軽に解消したいというニーズに応えるため開発されました。従来の野菜ジュースのイメージを覆し、果物を加えることで飲みやすく、野菜嫌いな人でも抵抗なく飲めるように工夫されています。競合商品として伊藤園の「充実野菜」がありますが、「野菜生活100」は市場を牽引し、野菜果実ミックスジュース市場を大きく拡大しました。

2023年10月時点で、そのラインナップは24種類にも及びます（地域限定品を含む）。定番のオリジナルや、季節限定のフレーバー、スムージータイプ、ゼリータイプ、ギフト向け製品など、多岐にわたる商品展開がされています。特に、各地の特産品を使用した地域限定フレーバーは、旅行やギフトとしても人気です。砂糖、食塩、甘味料、保存料は不使用（スムージーは増粘剤を使用）で、素材本来の味を活かしている点も魅力です。

歴史

「野菜生活100」の歴史は1995年に始まりました。当初は250g缶のみの販売でしたが、1996年には190g缶、200ml紙パック、930gPETボトルとサイズ展開を拡大しました。その後も、味や成分、ラインナップを拡充し、消費者のニーズに応え続けています。

1990年代

1995年: 発売開始（250g缶のみ）。
1996年: リニューアルし、190g缶、200ml紙パック、930gPETボトルを追加。
1999年: トマトベースの「きれいに赤野菜」を追加。

2000年代

2003年: 「野菜生活100」は食物繊維をアップ、「きれいに赤野菜」はリコピン含有量をアップ、「緑王」を追加。
2004年: 野菜果実乳性飲料「野菜生活Soft ほんのりピーチ」を発売。後に「すっきりバナナ」を追加。
2005年: 全アイテムをリニューアル。「きれいに赤」に改名。「野菜生活Soft」に新フレーバー「さわやかブルーベリー」を追加。牛乳と混ぜる希釈タイプ「牛乳にまぜて飲む野菜」を発売。
2006年: 「野菜生活Soft」に「すっきりパイン」を追加。「紫の野菜」を追加発売。通常アイテムをリニューアルし、「オリジナル」「赤の野菜」「緑の野菜」に変更。
2007年: 「オリジナル」「紫の野菜」に280gPETを追加。「黄の野菜」を追加。「紫の野菜」がリビング新聞大賞を受賞。
2008年: 「黄の野菜」がリビング新聞大賞を受賞。「緑の野菜」はマスカット&キウイ味に。「野菜とヨーグルト」2アイテムを発売。「朝のむ野菜」「とろける野菜生活100 マンゴー&バナナ味」を発売。
2009年: 「野菜とヨーグルト」に「いちご」を追加。「野菜生活100 Refresh!」を発売。「Herb in 野菜生活100」を発売。

2010年代

2010年: 「オリジナル」「紫の野菜」「黄の野菜」をリニューアル。「SweetTomato」「30品目の野菜と果実」を発売。「野菜生活100 Refresh!」をリニューアル。季節限定品「沖縄シークヮーサーミックス」を発売。
2011年: 「Silky Soy」、季節限定品「白桃ミックス」を発売。「野菜生活100 Refresh!」に「すっきり梅&ライム」を追加。
2012年: 「紫の野菜」をリニューアル。「ヨーグルトサラダ」「朝ジュレ」を発売。「野菜生活100 Refresh!」に「瀬戸内レモン&ホワイトグレープ」を追加。広島県と「瀬戸内レモン協定」を締結。
2013年: 新ライン「SUKKIRI VITAMIN」と「野菜生活100ジュレ」を発売。「フルーティサラダ」をリニューアル。
2014年: 「Green Vitamin」「甘夏&レモンミックス」を発売。720mlペットボトル「スマートPET」を導入。初のスムージータイプのカップ飲料「Smoothie マンゴー&ピーチMix」を発売。「1食分の野菜ジュレ」を発売。「ORGANIC 有機野菜&有機果実使用」「Smoothie ブルーベリーMix」を発売。
2015年: 「オリジナル」「エナジールーツ」「フルーティーサラダ」をリニューアル。幼児向け製品「幼児用りんご味」を発売。
2016年: 新ライン「Peel&Herb」を発売。「Smoothie」では初の720mlペットボトル製品を発売。
2017年: 「Smoothie」に、「パインスムージーMix」と「ベリースムージー豆乳ヨーグルトMix」の2種を追加発売。
2018年: 「Smoothie」に「カカオアーモンドMix」「レモン&シトラスMix」を追加発売。「オリジナル」をリニューアルすると同時に、「エナジールーツ」は「ベリーサラダ」に、「フルーティーサラダ」は「マンゴーサラダ」にそれぞれ改名してリニューアル。
2019年: 「Peel&Herb ピーチ・ローズヒップミックス」を発売し、「オリジナル」・「マンゴーサラダ」をリニューアル。「Smoothie」に「アーモンドミルク&いちごマキベリーMix」を追加発売。

2020年代

2020年: 「野菜生活Soy+」2種を発売。「濃厚果実 北海道メロンミックス」、「国産100%やさいとりんご」を発売。
2021年: 「野菜生活Soy+」に「オレンジ・マンゴーMix」を発売。「Oats+（オーツプラス） オーツミルクMix」を関東・甲信越地区及び静岡県限定で発売。
2022年: 「Smoothie ヨーグルトスムージー マスカット&巨峰Mix」を発売。「野菜生活Oats+」は「香ばしオーツカフェ」に移行のうえ、全国発売。
2023年: 「発酵クレンズ にんじん&オレンジ」を発売。ブランド初となる牛乳と一緒に飲む希釈用（4倍濃縮）「すくすくサラダ」2種（バナナオレベース・ぶどうオレベース）を発売。「オリジナル」、「ベリーサラダ」、「マンゴーサラダ」、「アップルサラダ」をリニューアル。

ラインナップ

主要商品

野菜生活100 オリジナル: 20種類の野菜と3種類の果実をブレンドした定番商品です。
野菜生活100 ベリーサラダ: 20種類の野菜と6種類の果実を使用し、ベリーの風味を活かした商品です。
野菜生活100 マンゴーサラダ: 20種類の野菜と6種類の果実を使用し、マンゴーの風味を活かした商品です。
野菜生活100 アップルサラダ: 20種類の野菜と6種類の果実を使用し、りんごの風味を活かした商品です。

地域限定・季節限定商品

野菜生活100 青森りんごミックス: 青森県産のりんごを使用した季節限定商品です。
野菜生活100 大分日田梨ミックス: 大分県産の日田梨を使用した季節限定商品です。
野菜生活100 Refresh 朝採りレモン&ライム: レモンとライムの爽やかな風味が特徴の季節限定商品です。
野菜生活100 濃厚果実 信州ナガノパープルミックス: 長野県産のナガノパープルを使用した季節限定商品です。
野菜生活100 温州みかん&デコポンミックス: 温州みかんとデコポンを使用した季節限定商品です。
野菜生活100 2種のぶどうミックス: 2種類のぶどうを使用した季節限定商品です。
野菜生活100 ゴールデンパイン&キウイミックス: ゴールデンパインとキウイを使用した季節限定商品です。

スムージー

野菜生活100 Smoothie バナナスムージー: バナナの風味を活かしたスムージーです。
野菜生活100 Smoothie ビタミンスムージー: ビタミンを強化したスムージーです。
野菜生活100 Smoothie グリーンスムージー: 多くの野菜と果実をブレンドしたスムージーです。
野菜生活100 Smoothie ヨーグルトスムージー: ヨーグルト風味のスムージーです。
野菜生活100 Smoothie シャインマスカット&幸水Mix: シャインマスカットと幸水をブレンドした季節限定のスムージーです。

その他

野菜生活100 発酵クレンズ にんじん&オレンジ: 発酵させたにんじんとオレンジを使用した商品です。
野菜生活100 1食分の野菜ジュレ: 1食分の野菜をゼリーで手軽に摂取できる商品です。
野菜生活100 新潟限定ル・レクチェミックス: 新潟県産のル・レクチェを使用した地域限定商品です。
野菜生活100 山梨限定白桃ミックス: 山梨県産の白桃を使用した地域限定商品です。
野菜生活100 国産100%やさいとりんご: 国産の野菜とりんごのみを使用した商品です。
野菜生活100 すくすくサラダ: 牛乳と混ぜて飲む希釈タイプの商品です。

宅配専用商品

明治KAGOME 野菜生活100 1日1本緑黄色野菜: 明治が宅配する商品で、22種類の野菜と8種類の果実をブレンドしています。

ギフト製品

すこやかファミリーギフト: 「野菜生活100」と果汁100%ジュース「100CAN」の詰め合わせギフトです。
野菜生活 国産プレミアム: 国産素材にこだわったギフト専用商品です。
野菜生活ギフト: 「野菜生活100」3種類（オリジナル・紫の野菜・黄の野菜）の詰め合わせギフトです。
野菜生活Smoothieギフト: 各地域の果実を使用したギフト専用スムージーです。
野菜飲料バラエティギフト: 「野菜生活100」と「野菜一日これ一本」の詰め合わせギフトです。

CMキャラクター

「野菜生活100」のCMには、過去から現在に至るまで、多くの著名人が起用されています。現在、緑黄色社会がCMキャラクターを務めています。過去には、篠原涼子、松井秀喜、山崎まさよし、井上真央、PUFFY、吉永小百合、芦田愛菜、早見あかり、吉川ひなの、上野樹里、Travis Japan|Travis_Japanなどが起用されていました。

関連事項

カゴメ
野菜ジュース
野菜一日これ一本
杉本屋製菓
マルハニチロ

外部リンク

カゴメ 野菜生活100
明治KAGOME 野菜生活100 1日1本緑黄色野菜
野菜生活100 - YouTubeプレイリスト

「野菜生活100」は、健康志向の高まりとともに、今後もその需要を伸ばしていくことが予想されます。手軽に野菜を摂取できるだけでなく、様々なフレーバーやラインナップを通じて、消費者の健康をサポートしていくでしょう。

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