キャメロン・ジョンソン

キャメロン・ジョーダン・ジョンソン：躍進を続ける多才なNBAプレーヤー

キャメロン・ジョーダン・ジョンソン（Cameron Jordan Johnson）は、1996年3月3日生まれ、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ムーンタウンシップ出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのブルックリン・ネッツに所属し、スモールフォワード（SF）とパワーフォワード（PF）を兼任するユーティリティプレーヤーとして活躍しています。

プロ入りとフェニックス・サンズ時代

2019年のNBAドラフトで、ジョンソンはミネソタ・ティンバーウルブズから1巡目全体11位という高い評価で指名されました。しかし、直後にジャレット・カルバーの交渉権とのトレードで、ダリオ・サリッチの交渉権とともにフェニックス・サンズへ放出されることとなります。2019年7月6日、サンズとの契約に正式に合意し、NBAプレーヤーとしてのキャリアをスタートさせました。

2019-20シーズン、10月26日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でNBAデビュー。4得点、1リバウンド、1スティールを記録し、チームの勝利に貢献しました。2020年3月3日のトロント・ラプターズ戦では、シーズンハイとなる21得点をマーク。同年8月2日のダラス・マーベリックス戦では、自身初のダブル・ダブル（19得点、12リバウンド、4アシスト）を達成し、チームを勝利に導きました。さらに、同年8月8日のマイアミ・ヒート戦では、フランチャイズ史上最速となる54試合での通算100本の3ポイントシュート成功を達成しました。

2020-21シーズン、12月27日のサクラメント・キングス戦では、ベンチ出場ながらシーズンハイの21得点を記録。チームはこのシーズン、NBAファイナルに進出しましたが、ミルウォーキー・バックスに惜しくも敗れました。

2021-22シーズンは、ジョンソンにとって飛躍の年となりました。2022年3月4日のニューヨーク・ニックス戦では、キャリアハイとなる38得点（うち3ポイントシュート9本もキャリアハイ）を記録し、決勝ブザービーターとなる3ポイントシュートを沈め、チームを劇的な勝利に導きました。この活躍が評価され、シックスマン賞の投票では、タイラー・ヒーロー、ケビン・ラブに次ぐ3位となりました。

2022-23シーズン、モンティ・ウィリアムズがヘッドコーチに就任すると、ジョンソンは先発パワーフォワードに抜擢されました。しかし、11月8日に右膝半月板の部分切除手術を受け、1〜2ヶ月の欠場を余儀なくされました。

ブルックリン・ネッツへの移籍

2023年2月9日、ジョンソンはケビン・デュラント、T・J・ウォーレンとのトレードで、ミカル・ブリッジズ、ジェイ・クラウダー、そして4つのドラフト1巡目指名権と共にブルックリン・ネッツへ移籍しました。2日後のフィラデルフィア・76ers戦でネッツデビューを果たし、12得点、7リバウンド、7アシスト、3スティールを記録しましたが、チームは惜敗しました。2023-24シーズン開幕前の7月6日には、ネッツとの再契約に合意しています。

キャメロン・ジョンソンは、高いシュート力とユーティリティ性を兼ね備えた、これからの活躍が期待されるNBAプレーヤーです。ブルックリン・ネッツでの更なる飛躍に注目が集まっています。

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