ギルバート・アイブル

ギルバート・アイブル（Gilbert Yvel、1976年6月30日 - ）は、オランダ出身の男性総合格闘家です。北ホラント州アムステルダム出身で、スローダウン所属。元RINGS無差別級王者として知られています。

来歴

1997年11月20日、リングスに初来日を果たしました。1999年4月23日には、リングスで高阪剛とランキング戦で対戦し、ドクターストップによるTKO勝ちを収めました。この勝利により、ランキング1位に躍り出ました。

2000年4月20日、リングス無差別級タイトルマッチで王者田村潔司と対戦し、KO勝ちで王座を獲得。しかし、直後にPRIDEとの契約が発覚し、リングスとの専属契約違反として王座を剥奪されました。

2000年6月4日、PRIDE.9でビクトー・ベウフォートと対戦し、判定負け。同年8月27日、PRIDE.10でゲーリー・グッドリッジを左ハイキック一発でKOし、その名を轟かせました。10月31日、PRIDE.11ではヴァンダレイ・シウバと対戦しましたが、試合開始直後にローブローを受けて無効試合となりました。

2002年7月14日、K-1 WORLD GP 2002 in FUKUOKAでレイ・セフォーと対戦し、ローキックでKO負けを喫しました。2004年5月20日、IT'S SHOWTIMEでシーク・コンゴと対戦し、KO勝ちを収めました。

2004年11月13日、ヘルシンキで開催されたFight Festival 12でのアッテ・バックマンとの対戦中、レフェリーを殴打し失格負けとなるという、後味の悪い事件を起こしてしまいます。

2005年、ボスジムに移籍。2005年4月3日、PRIDE 武士道 -其の六-で美濃輪育久と対戦し、アンクルホールドで一本負けを喫しました。

2007年2月24日、PRIDE.33でセルゲイ・ハリトーノフとの対戦が予定されていましたが、過去のレフェリー暴行事件が影響し、ネバダ州アスレチック・コミッションからライセンスが下りず、欠場となりました。同年4月8日、PRIDE.34で小路晃と対戦し、パウンドでTKO勝ちを収めました。

2007年8月には、かつて自身がKOしたシーク・コンゴと対戦することになったミルコ・クロコップのトレーニングに、スパーリングパートナーとして参加しました。2007年10月28日、SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2007で桜木裕司と対戦し、右フックでKO勝ちを収めています。

2009年1月24日、Affliction: Day of Reckoningでジョシュ・バーネットと対戦し、マウントパンチでギブアップ負け。同年6月27日、Ultimate Chaosでペドロ・ヒーゾと対戦し、パウンドでKO勝ちを収めました。2009年8月1日には、Affliction: Trilogyでポール・ブエンテロと対戦予定でしたが、大会が中止となりました。

UFC

2010年1月2日、UFC 108でジュニオール・ドス・サントスと対戦し、TKO負け。2010年6月12日、UFC 115でベン・ロズウェルと対戦し、判定負け。2010年10月23日、UFC 121でジョン・マドセンと対戦し、TKO負け。3連敗となりUFCからリリースされました。

人物・エピソード

サミング、ロープ掴み、頭突きなど反則行為が多い選手として知られており、一時期はこれが原因で格闘界から干されていた時期もありました。巨大なイエローカードを持って入場するパフォーマンスは、彼のトレードマークとなっていました。父方の祖父が日本人であるという事実は、母親から長年伝えられていなかったそうです。

戦績

総合格闘技、キックボクシングで数々の試合を経験。

獲得タイトル

M-1 MFC World Championship 1997 優勝
WVCスーパーファイト王座（1999年）
第4代RINGS無差別級王座（2000年）
IMA世界100Kg超級王座（2002年）

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