クイーン+アダム・ランバート

クイーン+アダム・ランバート (Queen + Adam Lambert)

クイーン+アダム・ランバート（Q+AL、QAL）は、イギリスのロックバンド「クイーン」のメンバーであるブライアン・メイ（ギター）とロジャー・テイラー（ドラム）に、アメリカ人歌手アダム・ランバートが加わったコラボレーション・バンドです。このプロジェクトは、2009年に終了したクイーン+ポール・ロジャースに続くもので、クイーンのベーシストであるジョン・ディーコンは、以前と同様に参加していません。

これまでのところ、リリース作品はライブアルバムや映像作品に限られていますが、メイとテイラーは、このバンドでのオリジナル楽曲制作の可能性にも言及しています。

メンバー

ブライアン・メイ（ギター）
ロジャー・テイラー（ドラム）
アダム・ランバート（ボーカル）

経歴

結成まで

2009年、ブライアン・メイとロジャー・テイラーは、アメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル』にゲスト出演し、最終候補者のクリス・アレンとアダム・ランバートと共に「伝説のチャンピオン」を演奏しました。この時、ランバートのボーカルに感銘を受けたメイとテイラーは、彼にクイーンへの参加を打診しました。アダム・ランバートは、この申し出に対し、「信じられないほど光栄だが、自身の活動も重要であり、両立を模索したい」と述べています。

2011年11月、MTV Europe Video Awardsで、メイとテイラーはランバートと再共演し、「ショウ・マスト・ゴー・オン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」のメドレーを披露しました。

アダム・ランバートは、クイーンとの共演について「フレディ・マーキュリーの代わりを務めるのではなく、彼が残した音楽を大切に歌い、素晴らしいショーを届けたい」と語っています。また、観客には「フレディとの比較ではなく、ライブそのものを楽しんでほしい」と述べています。

2012年 - 現在

2012年6月から7月にかけて、ウクライナ、ロシア、ポーランド、イギリスで6公演を実施。2013年は「iHeartRadio Music Festival 2013」への出演のみでしたが、2014年には北米ツアー（24公演）、そして「SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC 2014」で日本公演を行いました。2016年にも日本武道館で公演を開催しています。

2017年1月には北米ツアーが発表され、6月から8月にかけて開催されました。また、4月にはヨーロッパ公演、その後、2018年2月から3月にかけてニュージーランドとオーストラリアでの公演も行われました。

2019年2月、第91回アカデミー賞のオープニングアクトとして「ウィ・ウィル・ロック・ユー」と「伝説のチャンピオン」を披露。演奏終盤には、フレディ・マーキュリーの映像がスクリーンに映し出される演出がありました。

2018年12月には、2019年7月から8月にかけて北米ツアー「The Rhapsody Tour」を発表。2020年2月にはオーストラリアでのスタジアム公演、さらにニュージーランドでの追加公演が発表されました。2020年1月には、日本公演（東京、大阪、名古屋）が開催されました。

2020年3月には、COVID-19パンデミックの影響で、予定されていたツアー日程が2021年まで延期されることが発表されました。

2023年8月には、2024年2月の日本公演（名古屋、大阪、札幌、東京）が発表されました。

2023年11月には、第74回NHK紅白歌合戦に特別企画で出場することが発表されました。

ディスコグラフィ

ライヴ・イン・ジャパン サマーソニック2014（2016年）
ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド（2020年）

NHK紅白歌合戦出場歴

2023年（第74回）

脚注

注釈

出典

外部リンク

クイーンの公式ウェブサイト
Queen - Curlie（英語）
* アダム・ランバートの公式ウェブサイト

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