ケイレブ・ジョゼフ

ケイレブ・マーティン・ジョゼフ（Caleb Martin Joseph, 1986年6月18日 - ）は、アメリカ合衆国テネシー州フランクリン出身のプロ野球選手（捕手）です。右投右打で、現在はフリーエージェント（FA）となっています。愛称はK-ボブ、ケボブとして親しまれています。

ジョゼフは、2008年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから8巡目指名を受け、プロ入りしました。2014年にはAAA級ノーフォーク・タイズでシーズンを迎え、5月にはオリオールズとメジャー契約を結びました。5月7日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビューを果たし、その後、正捕手マット・ウィータースの離脱時にはニック・ハンドリーと併用でマスクを被りました。

2015年には、ウィータースを差し置いて正捕手としての出場機会を得ました。このシーズンは100試合に出場し、打率.234、11本塁打、49打点という成績を残し、長打力を発揮しました。守備面では、94試合でマスクを被り、3失策、守備率.996、守備防御点+12、盗塁阻止率33％を記録し、高い守備能力を示しました。しかし、2016年にはウィータースが正捕手に復帰したため、控えに回ることが多く、49試合の出場で打率.174と苦戦しました。長打も二塁打3本のみで、打点も挙げることができませんでした。守備では48試合でマスクを被り、2失策、守備率.994、DRS +2、盗塁阻止率31%を記録しました。

2017年は89試合に出場し、打率.256、8本塁打、28打点を記録しました。守備面では、81試合でマスクを被り、3失策、守備率.989、DRS +10、盗塁阻止率18%でした。この年、年俸調停で球団提示額が認められ、年俸が引き下げられるという出来事もありました。2018年11月にはノンテンダーFAとなりました。

2019年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスと1年契約を結びましたが、オフには再びノンテンダーFAとなりました。2020年にはトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加しました。9月にはメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしましたが、その後DFAとなり、マイナー契約を経て、レギュラーシーズン終了後にFAとなりました。2021年にはニューヨーク・メッツ傘下からシアトル・マリナーズ傘下へ移籍しましたが、メジャー昇格は叶いませんでした。

ジョゼフは、メジャーリーグで長年活躍し、打撃と守備の両面でチームに貢献しました。特に捕手としての守備能力は高く、守備防御点（DRS）や盗塁阻止率など、優れた指標を記録しています。また、兄のコーバン・ジョゼフもプロ野球選手として活躍しており、兄弟でプロ野球の世界で活躍しています。

年度別打撃成績（2020年度シーズン終了時）


年度別守備成績（2018年度シーズン終了時）


背番号

36 (2014年 - 2018年)
14 (2019年)
* 7 (2020年)

ジョゼフは、捕手としてだけでなく、野球選手としての総合的な能力も持ち合わせています。彼の今後の活躍にも注目が集まります。

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