ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (三塁手)

ローリングス・ゴールドグラブ賞とは

ローリングス・ゴールドグラブ賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）において、守備で卓越した能力を発揮した選手に贈られる賞です。1957年に、野球グラブメーカーであるローリングス社によって創設されました。

選出方法

ゴールドグラブ賞は、ナショナルリーグとアメリカンリーグの各リーグから、各ポジションにつき1人ずつ選出されます。選考は、各チームの監督とコーチによる投票で行われ、自分のチームの選手に投票することはできません。1957年の初年度のみ、各ポジションで両リーグから1人ずつが選ばれましたが、1958年以降は両リーグから各1人（外野手は3人）が選出される形式となりました。

三塁手の記録

受賞回数

三塁手としてゴールドグラブ賞を最も多く受賞したのは、ブルックス・ロビンソンです。ボルチモア・オリオールズで16回受賞しており、これはアメリカンリーグ全体でも最多記録です。次いで、マイク・シュミットがフィラデルフィア・フィリーズで10回受賞しています。スコット・ローレンは、フィリーズとセントルイス・カージナルスで計8回受賞しました。バディ・ベル、エリック・チャベス、ロビン・ベンチュラの3選手は、それぞれ6回受賞しています。

野球殿堂入り

三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞し、アメリカ野球殿堂入りを果たしている選手は、ブルックス・ロビンソン、ロン・サント、マイク・シュミット、ジョージ・ブレット、ウェイド・ボッグスの5人です。

その他の記録

最少失策: ノーラン・アレナドは2020年に3失策を記録し、ゴールドグラブ賞受賞年の三塁手としては最少記録となりました。ア・リーグの最少記録は、1995年のウェイド・ボッグス、2006年のエリック・チャベス、2020年のアイザイア・カイナー＝ファレファの5失策です。
最高守備率: エリック・チャベスは2006年に守備率.987を記録し、ゴールドグラブ賞受賞年の三塁手としては最高記録となりました。
最多補殺: ブルックス・ロビンソンは1974年に410補殺を記録し、ゴールドグラブ賞受賞年の三塁手としては最多記録となりました。
最多刺殺: ロン・サントは1967年に187刺殺を記録しました。
* 最多併殺: エバン・ロンゴリアは2010年に46併殺を記録しました。

ゴールドグラブ賞は、選手の卓越した守備能力を称えるものであり、受賞は選手にとって非常に名誉なことです。特に三塁手は、ホットコーナーと呼ばれる重要なポジションであり、高い守備力が求められます。歴代の受賞者たちは、その卓越した技術で野球史に名を刻んでいます。

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