ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (二塁手)

ローリングス・ゴールドグラブ賞：二塁手の歴史

ローリングス・ゴールドグラブ賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）において、守備で傑出した能力を発揮した選手に贈られる権威ある賞です。1957年にグラブメーカーのローリングス社によって創設され、各リーグの監督とコーチの投票によって、各ポジションから1人ずつ、計9人が選出されます。ただし、自分のチームの選手に投票することはできません。当初は両リーグから各ポジション1人ずつ選出されていましたが、1958年以降は外野手のみ3人、その他は各リーグ1人ずつの選出となっています。

二塁手部門の記録

二塁手としてゴールドグラブ賞を最も多く受賞したのは、ロベルト・アロマーです。彼は1991年から2001年の間に10回も受賞しました。次いで、ライン・サンドバーグが1983年から1991年にかけて9年連続で受賞しています。ビル・マゼロスキーとフランク・ホワイトは、それぞれ8回受賞しています。

また、二塁手としてゴールドグラブ賞を受賞した選手の中で、アメリカ野球殿堂入りを果たしているのは、ビル・マゼロスキー、ネリー・フォックス、ジョー・モーガン、ロベルト・アロマー、ライン・サンドバーグ、クレイグ・ビジオの6人です。

記録と記憶に残るプレー

プラシド・ポランコは、二塁手としてゴールドグラブ賞を受賞した年に無失策・守備率1.000を記録した唯一の選手です。ライン・サンドバーグは、最後の受賞となった1991年に、ナショナルリーグの二塁手として最高の守備率.995を記録しました。また、サンドバーグは1983年に、二塁手として最多となる571補殺を記録しています。ボビー・グリッチは、二塁手としてゴールドグラブ賞を受賞した年に最多となる484刺殺を記録し、ビル・マゼロスキーは、二塁手として最多となる161併殺を記録しました。

ゴールドグラブ賞は、単に守備が上手いだけでなく、チームの勝利に大きく貢献した選手に贈られる賞です。二塁手部門の受賞者たちは、卓越した守備力でチームを支え、数々の記録を打ち立て、野球史にその名を刻んでいます。

凡例
刺殺：野手がアウトを記録した際に、直接ボールを持って走者に触れるか、ボールを持った手で走塁を妨害することで記録される。
補殺：野手がアウトを記録する際に、他の野手のプレーを助けることで記録される。
併殺：一つのプレーで二人の走者をアウトにすること。
守備率：守備機会（刺殺、補殺、失策の合計）に対する、刺殺と補殺の割合を示す。

外部リンク
ゴールドグラブ賞の公式サイトへのリンク'>Rawlings Gold Glove Award Website
ゴールドグラブ賞受賞者リストへのリンク'>MLB Awards (Gold Glove Winners)

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