シェイ・ヒレンブランド

シェイ・ヒレンブランド（Shea Matthew Hillenbrand, 1975年7月27日 - ）は、アメリカ合衆国アリゾナ州メサ出身の元プロ野球選手。内野手として活躍しました。

経歴

1996年、ボストン・レッドソックスと契約しプロ入り。1999年にFAとなるも、その後レッドソックスと再契約を結びました。2001年4月にはメジャーデビューを果たします。

2003年、金炳賢とのトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。さらに2005年にはアダム・パターソンとのトレードでトロント・ブルージェイズへ移籍し、アメリカンリーグに復帰しました。

ブルージェイズでは一塁と三塁を半分ずつ守り、バーノン・ウェルズをサポート。チーム最多の173安打、リーグ最多の22死球、18本塁打・82打点を記録する活躍を見せました。4月には打率.390と好調なスタートを切り、7月には2002年以来となるMLBオールスターゲームに出場。しかし、出場機会はありませんでした。後半戦は調子を落とし、打率は3割を切りました。

2006年、起用法を巡り監督のジョン・ギボンズと対立。クラブハウスにチームを批判する内容を書き、ギボンズ監督からも批判されるなど、チーム内で孤立。シーズン途中にジェレミー・アッカードとの交換でサンフランシスコ・ジャイアンツへトレードされました。同年オフにはロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへ移籍。

2007年は、主に指名打者として出場しましたが、不振のため出場機会が減少。シーズン途中にロサンゼルス・ドジャースへ移籍しました。しかし、ドジャースでも不振が続き、ノマー・ガルシアパーラの復帰やジェームズ・ローニーの台頭などもあり、控えとしての出場が中心となりました。

2008年7月には独立リーグ・アトランティックリーグのヨーク・レボリューションと契約。2009年以降は所属球団がありませんでしたが、2012年7月にアトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュと契約し現役復帰。2013年は所属球団がなく、2014年7月にはヨーク・レボリューションに復帰しました。

選手としての特徴

外野のギャップを抜くラインドライブ・ヒッターとして知られ、二塁打を量産しました。アベレージヒッターであり、毎年.270前後の打率が期待できる選手でした。早打ちの傾向があり、初球打ちの打率が高いのが特徴です。一方で、四球を選ぶことが少ないため、打率の割に出塁率は低い傾向にありました。

MLBでの活躍のほか、オーストラリアでのプレー経験もあります。

詳細情報

年度別打撃成績（2008年度シーズン終了時）
関連項目：メジャーリーグベースボールの選手一覧、オーストラリアでプレーした経験があるメジャーリーグベースボール選手一覧

外部リンク

* 選手の通算成績と情報: MLB, ESPN, Baseball-Reference, Fangraphs, The Baseball Cube

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