シェド・ロング・ジュニア

シェドリック・バーナード・ロング・ジュニア（Shedric Bernard Long Jr.、1995年8月22日 - ）は、アメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム出身のプロ野球選手です。ポジションは二塁手、三塁手、左翼手をこなし、右投左打。現在は北米独立リーグ、アメリカン・アソシエーションのクリバーン・レイルローダーズに所属しています。

プロ入りからマリナーズ時代

2013年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから12巡目（全体375位）で指名され、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキー級でのデビュー後、着実にステップアップ。

2019年には、トレードでシアトル・マリナーズへ移籍し、メジャーデビューを果たします。5月11日のボストン・レッドソックス戦で「9番・二塁手」として先発出場し、メジャーの舞台に立ちました。この年、42試合に出場し、打率.263、5本塁打を記録。

2020年は34試合に出場しますが、打率.171と苦戦。さらに、右脛骨の疲労骨折というアクシデントに見舞われ、手術を受けました。

2021年は怪我からの復帰を目指し、6月7日にメジャー昇格を果たします。6月20日のタンパベイ・レイズ戦では、10回裏にサヨナラ満塁ホームランを放ちました。しかし、8月2日に再び右脛骨を疲労骨折し、シーズンを終えることとなりました。

オリオールズ傘下と独立リーグ

2022年はボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結びますが、メジャー昇格は叶わずFAとなります。

2023年にはアトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズでプレーし、95試合に出場。打率.307、13本塁打、59打点、20盗塁と好成績を残しました。

2024年はリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル（メキシカンリーグ）のタバスコ・オルメクスと契約しますが、結果を残せず自由契約に。その後、アメリカン・アソシエーションのクリバーン・レイルローダーズと契約し、新たな挑戦を始めています。

プレースタイルと人物

マイナーリーグ時代から複数のポジションをこなせるユーティリティ性と、シュアな打撃が持ち味です。メジャーでは怪我に苦しみましたが、その才能は高く評価されています。

登録名は2019年まで「シェド・ロング」でしたが、AAA級タコマでプレーしていた際にチームメイトのエリック・ヤング・ジュニアに触発され、2020年からは「シェド・ロング・ジュニア」に変更しました。

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