シボレー・コロラド

シボレー・コロラドは、アメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズがシボレーブランドで展開するミッドサイズピックアップトラックです。

初代（2004年 - ）

2004年モデルとして、シボレー・S-10の後継車として市場に投入されました。姉妹車には、GMC・ソノマの後継であるGMC・キャニオン、いすゞ・オンブレの後継であるいすゞ・iシリーズが存在します。また、いすゞ・D-MAXやハマーH3とはプラットフォームを共有しています。日本でのサイズ感は非常に大きいですが、アメリカにおいてはフォード・レンジャーのような比較的コンパクトなピックアップトラックとして、特に若年層に人気があります。

2008年にはタイ仕様車がフェイスリフトを受け、アメリカ仕様車とは大きく異なるスタイリングになりました。この変更に伴い、オーストラリアのホールデンでは、それまで販売していたホールデン・ロデオを廃止し、ホールデン・コロラドの販売を開始しました。これにより、OEM供給元がいすゞ[[自動車]]からGMタイランドに変更されました。

2代目（2011年 - ）

2011年3月にバンコク国際モーターショーで先行コンセプトモデルが発表されました。同年6月にはブエノスアイレスモーターショーでラリーコンセプトモデルが、7月にはオーストラリア国際モーターショーでホールデン版の先行コンセプトモデルがそれぞれ公開されました。

市販モデルは、2011年10月5日にタイで発表され、コンセプトモデルからダッシュボードのデザインが変更されています。2代目コロラドは、タイでの発売を皮切りに、アジア、中東、南米、オーストラリア（ホールデンブランド）など、世界各国で順次販売される予定です。

ただし、南米の一部地域では、姉妹車のいすゞ・D-MAXをシボレーブランドで販売するケースも見られます。

2012年2月15日には、ブラジルで新型S10として発売が開始され、実に16年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。続いて2月17日には、オーストラリア向けのホールデン・コロラドの市販モデルが発表され、2012年中頃から販売が開始されました。

2代目コロラドは、GM・ド・ブラジルで開発され、GMタイランドのラヨーン工場（アジア、オーストラリア向け）とGM・ド・ブラジルのサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポスの工場（メルコスール加盟国向け）で製造されています。エンジンには、新開発の「デュラマックス」ディーゼルエンジンが2種類（直列4気筒2.5Lと2.8L）用意され、ブラジルでは2.8Lディーゼルと2.4L FlexPowerの2種類が提供されています。トランスミッションは、5速MTと「ハイドラマチック」6速ATが設定されています。

北米仕様車

2013年8月8日、ゼネラルモーターズは北米向けの新型シボレー・コロラドとGMC・キャニオンのティーザー画像を公開しました。2014年からミズーリ州のウェンツビル組立工場で生産が開始される予定です。GMは、この新型ミッドサイズピックアップの製造のために、同工場に総額5億1300万ドルの設備投資を行いました。

関連項目

いすゞ・iシリーズ
いすゞ・D-MAX
シボレー・トレイルブレイザー（2代目コロラドをベースにしたSUV）
ハマー（自動車）

外部リンク

シボレー・コロラド（米国仕様）
シボレー・コロラド（タイ仕様）
GMC・キャニオン
ホールデン・コロラド

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