シルバースラッガー賞受賞者一覧 (外野手)

シルバースラッガー賞の概要

シルバースラッガー賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）において、ナショナルリーグとアメリカンリーグの両方から、特に打撃に優れた選手を表彰する権威ある賞です。この賞は、各ポジションで最も打撃成績が優れた選手を選出し、各リーグごとに1人ずつ、合計で9人が選ばれます。選ばれる基準は、各チームの監督やコーチの投票によって決まります。特に、アメリカンリーグでは指名打者が設置されているため、外野手と投手の代わりとして指名打者が選ばれます。

歴史

シルバースラッガー賞は1980年に創設されました。この賞は、アメリカのバットメーカーであるヒラリッチ&ブラズビー社によって設立され、その名称は同社の製品「ルイビル・スラッガー」に由来しています。受賞者には、高さ約91センチのトロフィーが贈られます。

受賞者の記録

歴史の中で、シルバースラッガー賞を最も多く受賞した外野手は、バリー・ボンズで、彼は1990年から2004年の間に12回にわたりナショナルリーグで受賞しました。そしてアメリカンリーグにおいては、マニー・ラミレスとマイク・トラウトが8回受賞した最多記録を持っています。

他にも、ケン・グリフィー・ジュニア、ブラディミール・ゲレーロ、トニー・グウィンは7回、フアン・ゴンザレス、カービー・パケット、サミー・ソーサは6回の受賞歴があります。特に2018年には、J.D.マルティネスが外野手部門と指名打者部門で同時に選出され、メジャーリーグの歴史に新たな金字塔を打ち立てました。

成績のハイライト

シルバースラッガー賞を受賞した外野手たちは、優れた打撃成績を残しています。特にトニー・グウィンが1994年に記録した打率.394は、外野手としての受賞年での最高記録として名を刻んでいます。また、マグリオ・オルドニェスが打率.363を記録し、アメリカンリーグの外野手としては最高の打率となっています。

バリー・ボンズの出塁率.609（2004年）、長打率.863（2001年）、73本塁打（2001年）は、外野手としてシルバースラッガー賞を受賞した選手の中でも最高の成績です。アメリカンリーグにおいては、アルバート・ベルが1994年に長打率.714の記録を持ち、ケン・グリフィー・ジュニアは1997年と1998年に56本塁打を放ちました。また、マイク・トラウトの出塁率.460（2018年）は、受賞した選手の中での最高となっています。

最後に、ラミレスの165打点（1999年）は外野手としての受賞年での最高記録となり、シルバースラッガー賞の栄光に輝くプレイヤーたちの素晴らしい業績を示しています。

まとめ

シルバースラッガー賞は、MLBにおける打撃の優れた選手たちの努力と才能を讃える重要な賞です。これからもこの賞は、多くの選手たちの目標となり続けることでしょう。

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