シーサイドももち海浜公園

シーサイドももち海浜公園

シーサイドももち海浜公園は、福岡市中央区と早良区にまたがる市営の海浜公園です。博多湾に面し、人工海浜を中心に整備されたこの公園は、市民の憩いの場として親しまれています。

歴史

この公園は、1981年度から始まったシーサイドももちの埋立整備事業によって造成されました。かつて白砂青松の景勝地であった海岸を再現するように、緑地と砂浜が一体となった海浜公園として整備され、1989年12月1日に開園しました。

2001年と2023年には世界水泳選手権の会場となり、オープンウォータースイミングやハイダイビングの競技が開催されました。

施設の概要

公園内には、様々な施設が整備されています。

中央プラザ

福岡タワーの北側に位置する中央プラザは、2階建ての広場です。博多湾を一望できる眺望スポットであり、噴水やベンチなどが設置されています。また、サザエさん通りの北端にあたるため、関連する説明板も設置されています。

休憩所

ビーチハウス（温水シャワー室付き）、パーゴラ、四阿などが設置されており、休憩に利用できます。

公衆便所

松林の中に溶け込むようにデザインされた公衆便所があります。

遊歩道・橋梁

舗装された遊歩道が整備されており、海浜公園の百道浜地区と地行浜地区を結ぶ「なぎさ橋」も架かっています。

緑地

1,400本の松を植える計画から始まった緑地は、「はかた夢松原の会」によって植栽活動が続けられ、現在では松原が公園に日陰を提供しています。「夢松原の石碑」や、全国からの募金者の名前が刻まれた陶板も設置されています。

海浜

飲食店や物品販売店のほか、ビーチバレーボールのコート、ボードウォーク、更衣室付きのシャワーなどが設けられています。

桟橋（マリゾン）

砂浜から海上に突き出るように配置された桟橋で、結婚式場や「うみなかライン」の発着所があります。

多目的広場

公園の西南に位置し、様々なイベントに利用できる広場です。

港湾施設

砂の流出を防ぐため、突堤、離岸堤、潜堤などの港湾施設が設置されています。

眺望

公園からは、博多湾や能古島、志賀島などを一望できます。また、シーサイドももちの都市景観と調和し、福岡タワーやヒルトン福岡シーホークなどのランドマークも望めます。

交通アクセス

鉄道

最寄りの駅は、福岡市地下鉄空港線の唐人町駅、西新駅、藤崎駅です。

バス

西日本[[鉄道]]のバスが運行しており、九州医療センターや百道浜などの停留所があります。

都市高速道路

福岡高速環状線の百道出入口が最寄りです。

船舶

「うみなかライン」がマリゾンから発着しています。

シーサイドももち海浜公園は、美しい海浜と豊かな緑、そして都市の景観が調和した、福岡を代表する海浜公園です。

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