ジェームズ・ローニー (野球)

ジェームズ・アンソニー・ローニー

ジェームズ・アンソニー・ローニー（James Anthony Loney、1984年5月7日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身の元プロ野球選手。ポジションは一塁手。左投左打。

経歴

プロ入り前

エルキンズ高等学校時代には、後にMLBで活躍するチャド・ハフマンとチームメートでした。

ロサンゼルス・ドジャース時代

2002年のMLBドラフトで、ロサンゼルス・ドジャースから1巡目（全体19位）で指名を受け、ベイラー大学への進学を取りやめ、契約金150万ドルで入団しました。ルーキー級とA-級で64試合に出場し、打率.350を記録。シーズン終了後には、ベースボール・アメリカ誌の有望株ランキングでドジャース傘下最高の評価を得ました。

2006年はAAA級ラスベガス・フィフティワンズで開幕を迎えましたが、ノマー・ガルシアパーラの故障者リスト入りに伴い、4月4日にメジャー昇格。同日にメジャーデビューを果たしましたが、ガルシアパーラの復帰により、4月22日にラスベガスへ降格。AAA級ラスベガスではマイナーリーグ最高の打率.380を記録し、ドジャース傘下の最優秀マイナー選手に選出されました。

2007年、ドジャースは一塁手としてガルシアパーラと2年契約を結んだため、ローニーはAAA級ラスベガスで開幕を迎えました。6月10日にメジャー昇格を果たすと、グレイディ・リトル監督は6月26日からガルシアパーラを三塁手、ローニーを一塁手として起用。その後、ローニーはシーズン終了まで一塁手として出場を続け、96試合で打率.331を記録。9月には月間最優秀新人に選出され、新人王の投票では6位に入りました。

2008年は開幕から15試合連続安打と好調なスタートを切りました。開幕からの連続安打は、球団史上1978年のスティーブ・ガービーの21試合連続安打以降最長となりました。161試合に出場し、チーム最多の90打点を記録。シカゴ・カブスとのディビジョンシリーズでは、第1戦でライアン・デンプスターから満塁本塁打を放ち、チームは7-2で勝利しました。

ドジャースには7シーズン在籍しましたが、本塁打は2007年の15本が最高で、一塁手としてはパワー不足が課題でした。

ボストン・レッドソックス時代

2012年8月25日に、ジョシュ・ベケット、エイドリアン・ゴンザレス、カール・クロフォード、ニック・プント+金銭とのトレードで、イバン・デヘスース・ジュニア、アレン・ウェブスターほか2選手と共にボストン・レッドソックスへ移籍しました。

タンパベイ・レイズ時代

2012年12月6日に、年俸200万ドルと出来高100万ドルの1年契約でタンパベイ・レイズに移籍しました。

2013年は一塁のレギュラーとして158試合に出場し、規定打席に到達したシーズンとしては自己最高となる打率.299を記録。本塁打と打点の水準も復調し、2012年の不振から脱却しました。シーズン後、FAとなりましたが、レイズと3年2100万ドルで再契約に合意しました。

2014年も一塁のレギュラーとして155試合に出場。本塁打は9本に留まりましたが、自己最多の174安打、打率は2年連続で.290を超え、シュアな打撃は健在でした。

2015年は他の選手との併用もあり、出場機会が減少し、成績も低下しました。

ニューヨーク・メッツ時代

2016年3月30日に開幕25人枠に残らないことを告げられ、レイズを自由契約となりました。その後、サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、金銭トレードでニューヨーク・メッツへ移籍。メジャー契約を結び、シカゴ・ホワイトソックス戦に先発出場しました。

メッツ退団後

2017年はテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びましたが、自由契約となりました。その後、デトロイト・タイガース、アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結びましたが、いずれも短期間で退団。7月には韓国プロ野球・LGツインズと契約しましたが、成績不振と二軍降格を拒否したため、任意脱退選手として公示され退団しました。

2019年2月9日に独立リーグ・アトランティックリーグのシュガーランド・スキーターズと契約しましたが、5月7日に現役引退を表明しました。

詳細情報

年度別打撃成績

(省略)

年度別守備成績

(省略)

背番号

27（2006年 - 同年途中）
29（2006年途中 - 同年終了）
7（2007年 - 2012年途中）
22（2012年途中 - 同年終了）
21（2013年 - 2015年）
28（2016年）
* 34（2017年）

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