ジャンボリー・デラックス LIVE CHRONICLE 1991-2000

『ジャンボリー・デラックス LIVE CHRONICLE 1991-2000』は、スピッツのライブ活動の軌跡を辿る貴重な映像作品です。2001年6月6日にユニバーサルミュージックからDVDとしてリリースされました。この作品は、過去にVHSで発売された『JAMBOREE 1』と『JAMBOREE 2』の2作品を再編集し、さらに未発表のライブ映像を加えた、まさにデラックスな内容となっています。

DISC1には、『JAMBOREE 1』と『JAMBOREE 2』のライブ映像が収録されています。ただし、『JAMBOREE 1』のエンディングテロップで流れた「不死身のビーナス」と『JAMBOREE 2』のエンディングテロップで流れた「アナキスト」のライブ映像は、残念ながらこのDVDではカットされています。しかし、その代わりに1991年から1994年という初期の未発表ライブ映像が収録されているので、初期のスピッツの貴重なライブパフォーマンスを堪能することができます。さらに、2000年の最新ライブ映像も収録されており、スピッツの音楽の進化を体感できます。

特筆すべきは、当時まだ発売未定だった新曲「夢追い虫」がボーナストラックとして収録されている点です。この映像は、後にシングル『夢追い虫』のプロモーションビデオとしても使用されました。このDVDでしか見られない貴重な映像であり、ファンにとっては見逃せないポイントです。

収録されている楽曲は、初期の楽曲から近年の楽曲まで、スピッツの代表曲が網羅されています。「恋は夕暮れ」や「魔女旅に出る」といった初期の楽曲から、「チェリー」や「ロビンソン」といった大ヒット曲まで、スピッツの音楽の歴史を凝縮した内容となっています。

DISC2には、1994年11月28日の渋谷公会堂でのライブ映像（“空飛び”ジャンボリーツアー '94）、1993年11月27日の東京厚生年金会館でのライブ映像（Crispy Amazing Tour）、1992年4月25日のよみうりホールでのライブ映像（オーロラになれなかった人のために～）、そして1991年6月15日のシアターサンモールでのライブ映像（“五千光年の夢”シアターコンサート Vol.3）が収録されています。

さらに、2000年9月23日の赤坂BLITZでのライブ映像（JAMBOREE TOUR“放浪2000”）も収録されており、このDVD一枚でスピッツのライブの歴史を追体験できる構成となっています。これらのライブ映像は、スピッツのライブパフォーマンスの魅力を余すところなく伝えています。

収録曲は以下の通りです。

1. 恋は夕暮れ
2. 魔女旅に出る
3. 惑星のかけら
4. 名前をつけてやる
5. スパイダー
6. ベビーフェイス
7. 迷子の兵隊
8. うめぼし
9. ラズベリー
10. チェリー
11. ヒバリのこころ
12. 田舎の生活
13. 日なたの窓に憧れて
14. ナイフ
15. 死にもの狂いのカゲロウを見ていた
16. 花泥棒
17. ナナへの気持ち
18. 渚
19. ハヤテ
20. ほうき星
21. 恋のうた
22. 猫になりたい
23. センチメンタル
24. スーパーノヴァ
25. トンガリ'95
26. ハイファイ・ローファイ
27. バニーガール
28. クリスピー
29. ロビンソン
30. ジュテーム？
31. 夢追い虫（BONUS TRACK）

このDVDは、スピッツのファンはもちろん、日本のロック音楽の歴史に関心のある人にとっても、必見の作品と言えるでしょう。スピッツのライブパフォーマンスの魅力を存分に堪能できる、まさにデラックスなライブDVDです。

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