スティーヴンス (DD-479)

USS Stevens (DD-479)

USS Stevens（DD-479）はアメリカ海軍のフレッチャー級駆逐艦で、艦名はトマス・H・スティーブンス・ジュニア少将とその父であるトマス・H・スティーブンス大尉に由来します。

艦歴

「スティーヴンス」は1941年12月30日にサウスカロライナ州ノース・チャールストンのチャールストン海軍工廠で起工され、1942年6月24日に進水しました。艦長フランク・H・ボールの指揮の下、1943年2月1日に就役しました。

1943年

就役後、「スティーヴンス」は水上機運用のためのカタパルトを装備する計画があり、実際に設置したフレッチャー級の駆逐艦の一つです。このカタパルトは艦の後部、煙突の近くに配置されましたが、運用面での問題が発覚し、後に撤去されました。
同年の春には大西洋での試運転を完了し、輸送船団の護衛任務に従事。その後、7月26日にパナマ運河を通過し、7月28日にハワイへ向かいました。8月9日には真珠湾に到着し、第15任務部隊の空母を護衛しつつギルバート諸島に進出、空襲を実施しました。

1944年

「スティーヴンス」は1944年の初めに第5艦隊に配属され、クェゼリンの戦いに参加します。島への砲撃と海兵隊の上陸支援を行い、戦闘において重要な役割を果たしました。その後、エリス諸島やガダルカナル島を経由して様々な任務を遂行します。
最重要の任務の一つにはラバウルにある日本軍基地の無力化を目的とした攻撃が含まれ、この地域での攻撃は日本軍の士気を低下させることに成功しました。

続く4月にはニューギニア島のホーランジアでの戦闘支援に参加し、上陸部隊の護衛を務め、引き続いてソロモン諸島への出航、そしてマーシャル諸島やグアムの支援へと活動を拡大しました。

1945年

戦後も「スティーヴンス」は数々の任務を全うし、しばらくの間レイテ湾やスービック湾周辺での演習を行い続けました。日本の降伏後、1945年8月にはスービック湾を出発し、様々な護衛任務が続きます。
1946年にはロサンゼルスのサンペドロに向かい、オーバーホールを経て同年7月に退役し、1972年12月には海軍の登録名簿から削除されました。

賞

USS Stevensは第二次世界大戦中に9つの従軍星章を受賞しており、その功績は高く評価されています。

出典

USS Stevens (DD-479) についての詳細は公式の記録や資料に基づいています。

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