スピーディキック

スピーディキック：輝かしい競走馬人生

2019年3月5日、北海道浦河町で生まれたスピーディキックは、父タイセイレジェンド、母系に数々の活躍馬を持つ血統を受け継いでいます。タイセイレジェンドはダート短距離で名を馳せ、JBCスプリントをコースレコードで制した実績を持つ名馬です。スピーディキックの同世代には、後に桜花賞でワンツーフィニッシュを飾ることになるライバル、ティーズハクアも存在しました。

2歳シーズン(2021年)は、[ホッカイドウ競馬]]の石本孝博厩舎からデビュー。初戦は惜しくも2着でしたが、その後未勝利戦を突破し、オープン戦でも2着と好走しました。そして、重賞初挑戦となったリリーカップで見事勝利を収め、その才能を証明します。続くエーデルワイス賞]では、中央所属の人気馬ヒストリックノヴァをゴール前で差し切り、[[ダートグレード競走初制覇を成し遂げました。この勝利は、騎乗した岩橋勇二騎手と石本孝博調教師にとってもダートグレード競走初制覇となりました。JBC2歳優駿では7着と結果を残せませんでしたが、その後浦和競馬の藤原智行厩舎に移籍。転厩初戦となった東京2歳優駿[[牝馬]]では、後続に4馬身差をつける圧勝で、その年のNARグランプリ2021において2歳最優秀牝馬に輝きました。

3歳シーズン(2022年)は、桜花賞(浦和)へ直行。不利な枠番にもかかわらず、御神本訓史騎手の好騎乗で後方から追い上げ、ティーズハクアに2馬身差をつける圧勝劇で南関東牝馬三冠の初冠を手にしました。続く東京プリンセス賞も制し、二冠を達成。関東オークスでは3着と惜しくも三冠は逃しましたが、その後も活躍は続きます。牡牝混合戦の戸塚記念では、山崎誠士騎手とのコンビで勝利。ロジータ記念では単勝1.2倍という圧倒的な支持に応え、6馬身差をつける圧勝劇を演じました。そして東京シンデレラマイルでは、古馬との初対戦を制し、2022年シーズンを締めくくりました。この活躍により、NARグランプリ2022の3歳最優秀牝馬に選ばれ、2年連続の受賞となりました。

4歳シーズン(2023年)は、中央GⅠフェブラリーステークスに初挑戦。後方から追い上げたものの、進路妨害もあり6着に終わりました。しかし、今後の活躍に期待が高まる結果となりました。スピーディキックは、その圧倒的なスピードと強さで、日本の競馬界に大きな足跡を残し続けています。今後のレースでも、彼女のパフォーマンスから目が離せません。

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