トレ・ジョーンズ

トレ・アイザイア・ジョーンズ

トレ・アイザイア・ジョーンズ（Tre Isiah Jones, 2000年1月8日 - ）は、アメリカ合衆国ミネソタ州アップルバレー出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのシカゴ・ブルズに所属し、ポイントガードとして活躍しています。兄はフェニックス・サンズに所属するタイアス・ジョーンズです。

生い立ちとハイスクール時代

ジョーンズは、ミネソタ州アップルバレー高校でバスケットボールを始めました。2年生の時に代表チームに選出され、翌シーズンにはスターターとして活躍しました。高校時代には、2015年と2017年にチームをミネソタ4A州のタイトルに導き、2016-17シーズンには平均23.5得点、10.4リバウンド、7.5アシストを記録しました。その活躍から、ミネソタゲータレード年間最優秀選手を2度受賞し、高校卒業時にはマクドナルド・オールアメリカンとミネソタ・ミスター・バスケットボールの栄誉に輝きました。

リクルート

高校での活躍により、ジョーンズは5つ星評価を受け、2018年クラスで最高のポイントガードの一人として注目されました。そして、2017年8月13日にデューク大学でカレッジバスケットボールをプレーすることを決意しました。

カレッジ時代

新入生シーズン (2018–19)

2018年11月6日、デューク大学でのデビュー戦でケンタッキー大学を118-84で破り、6得点、4リバウンド、7アシストを記録しました。12月20日には、テキサス工科大学戦で13得点、5リバウンド、5アシスト、6スティールを記録し、チームを69-58で勝利に導きました。しかし、2019年1月14日のシラキュース大学戦で肩を負傷し、2試合を欠場しました。復帰後も活躍を続け、新入生シーズンは36試合に出場し、1試合平均9.4得点、5.3アシスト、3.8リバウンドを記録しました。

2年生シーズン (2019–20)

2019年4月8日、ジョーンズは2019-20シーズンもデューク大学でプレーすることを発表しました。2年生のデビュー戦では15得点を挙げ、カンザス大学に68-66で勝利しました。11月15日のジョージア州立大学戦では、キャリアハイとなる31得点を記録しました。12月下旬には軽度の足の怪我で2試合を欠場しましたが、レギュラーシーズン終了後にはACC年間最優秀選手と年間最優秀守備選手に選ばれました。2年生シーズンは、平均16.2得点、6.4アシスト、4.2リバウンド、1.8スティールを記録し、シーズン終了後に2020年のNBAドラフトにエントリーしました。

NBAキャリア

サンアントニオ・スパーズ

2020年11月18日に行われたNBAドラフトで、ジョーンズは2巡目全体41位でサンアントニオ・スパーズから指名を受けました。同年11月27日にスパーズと契約し、2021年2月1日にはGリーグのオースティン・スパーズに送られました。2023年4月2日のサクラメント・キングス戦では、自身初のトリプル・ダブルとなる17得点、10リバウンド、11アシストを記録し、チームは延長戦の末に142-134で勝利しました。7月8日には、スパーズとの再契約に合意しました。

シカゴ・ブルズ

2025年2月3日、ディアロン・フォックスやザック・ラビーンなどが絡む3チーム間のトレードで、ザック・コリンズ、ケビン・ハーター、2025年のドラフト1巡目指名権と共にシカゴ・ブルズへ移籍しました。

代表歴

ジョーンズは、アルゼンチンで開催された2015FIBAアメリカU-16選手権にアメリカ代表として出場し、金メダルを獲得しました。大会では19スティールを記録し、2013年にマリク・ニューマンが記録したアメリカのU-16記録を更新しました。

プレースタイル

優れたボールハンドリングとパス能力を持ち味とするポイントガード。ディフェンスにも定評があり、スティールも得意としています。チームを牽引するリーダーシップも持ち合わせており、今後の活躍が期待される選手です。

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