ナイジェリア軍

ナイジェリア軍

ナイジェリア軍は、ナイジェリア連邦共和国の軍隊であり、陸軍、海軍、空軍で構成されています。1960年の独立に伴い、旧王立西アフリカ辺境軍（RWAFF）のナイジェリア連隊を前身として編成されました。政治、経済、社会に大きな影響力を持つ存在です。

基本情報

正規兵力: 約80,000人（2015年時点）
陸軍：約62,000人
海軍：約8,000人
空軍：約10,000人
予算: 18.8億ドル（2015年時点）
GDPに占める割合: 1.5%（2006年時点）

陸軍

ナイジェリア陸軍は約6万人の兵力を擁し、歩兵師団や機甲師団などを保有しています。主な小火器は、官制企業DICON社によってライセンス生産されており、ブローニング・ハイパワー、FN FAL、AK-47、ベレッタM12、FN MAG、迫撃砲などが国内で製造されています。

主要部隊

第1師団
第2師団
第3装甲師団
第81師団
第82師団
第72特殊部隊大隊

海軍

ナイジェリア海軍艦艇一覧'>[ナイジェリア]]海軍は、船艇部隊の他に海上警備部隊や特殊舟艇部隊を保有しています。具体的な保有船舶については、[ナイジェリア海軍艦艇一覧を参照してください。

主要部隊

海軍司令部
西部海軍部隊
東部海軍部隊
中央海軍部隊
海軍訓練部隊
補給部隊

空軍

ナイジェリア空軍は、中国製の殲撃七型（J-7）を主力戦闘機として運用しています。近年では、パキスタンからJF-17 Block2戦闘機を導入し、戦力強化を図っています。練習機としてはアルファジェットやMB-339、L-39を、輸送機としてはC-130、G.222、ドルニエ228、ATR 42を運用しています。ヘリコプターは、フランス製のSA 330、SA 341、AS 332やロシア製のMi-17、Mi-35などを保有しています。また、無人攻撃機として中国製の彩虹3を導入し、装甲車両として南アフリカのマローダーを保有しています。

その他

ナイジェリア機動警察は、ナイジェリア警察が保有する部隊であり、準軍事組織として位置づけられています。

歴史

ナイジェリア軍は、ルワンダ紛争やリベリア紛争などの国際紛争への参加実績があります。シエラレオネ内戦ではECOMOG（西アフリカ諸国経済共同体監視グループ）の一員として活動しました。近年では、ボコ・ハラムとの戦闘が主な任務となっています。

参考文献

落合, 雄彦「第2章転換期を迎えた国軍と国防政策」『ナイジェリア―第四共和制の行方』39号、アジア経済研究所〈アジ研トピックリポート〉、2000年。ISBN 978-4258260188。
Gardiner, Robert (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. ISBN 978-1557501325
IISS (2018). The Military Balance. ラウトレッジ. ISBN 978-1857439557

関連項目

ボコ・ハラム'>ボコ・ハラム
* ビアフラ戦争'>ビアフラ戦争

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