ナンシー・チェニー

ナンシー・チェニー：国際的な魅力で輝いた元モデル・女優

ナンシー・チェニー（1957年9月18日生まれ）は、アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ、国際的なバックグラウンドを持つ元モデル、女優です。上智大学国際学部を卒業（1980年）されています。本名はナンシー・キヨノ・チェニー。

生い立ちとデビュー

アメリカ・カリフォルニア州で生まれ、その後ユタ州で育ちました。日本での生活も長く、華道や茶道といった日本文化にも親しんでいました。上智大学在学中には、ミス・ソフィアコンテストで準優勝。その美貌は当時から注目を集めていました。

1977年頃、ハワイ滞在中に日本の芸能関係者にスカウトされ、モデル・タレントとして芸能活動を開始。その美貌とスタイルの良さから、すぐに人気を集めました。

モデル・女優としての活躍

1978年10月からは、『11PM』（日本テレビ/読売テレビ）のカバーガールとして、その名を知られるようになります。1980年秋には、『びっくり日本新記録』（読売テレビ）の6代目女性司会者に就任し、お茶の間の人気者となりました。週刊プレイボーイや平凡パンチなどの雑誌の表紙やグラビアを多数飾り、その抜群のスタイルを披露しました。

女優としては、松田優作主演のドラマ『探偵物語』（1979年）に、本人と同じ「ナンシー」役でレギュラー出演。竹田かほりとのコンビで、松田優作とのコミカルな掛け合いが人気を博し、女優としての地位を確立しました。その後も、『ミラクルガール』（1980年）、『青春諸君!夏』（1980年）、『大捜査線シリーズ・追跡』（1980年）、『探偵同盟』（1981年）、『日本悪妻に乾杯!』（1981年）など、数々の人気ドラマに立て続けにレギュラー出演しました。

結婚、そして現在

アジア最大の財閥であるタイガーバームの3代目総裁の次男と結婚しましたが、後に離婚。芸能活動は短期間で終えられています。

現在は、英語教師として教鞭を執る傍ら、これまでのビジネス経験を生かしたセミナーなども開催し、多岐にわたる分野で活躍されています。

主な出演作品

テレビドラマ

特捜最前線
太陽にほえろ!
鉄道公安官
探偵物語
ミラクルガール
噂の刑事トミーとマツ
ザ・ハングマン
青春諸君!夏
大捜査線シリーズ・追跡
青い絶唱
探偵同盟
プロハンター
日本悪妻に乾杯!

映画

男はつらいよ 翔んでる寅次郎
薔薇の標的
戒厳令の夜
甦る優作「探偵物語」特別編

バラエティ

11PM
象印ライバル対抗大合戦!
びっくり日本新記録

CM

月星アイバンシューズ
CASIO　カシオミニ カード

多彩な魅力で時代を彩った女性

ナンシー・チェニーは、モデル、女優、司会者として、その美貌と知性で一時代を築き上げました。短期間での芸能活動でしたが、その存在感は今もなお多くの人々の記憶に残っています。引退後は英語教師やセミナー講師として活躍されており、その多才ぶりを発揮されています。

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