ニール・スチューベンハウス

ニール・スチューベンハウス（Neil Stubenhaus、1953年7月18日 - ）は、アメリカ合衆国出身の卓越したプロミュージシャンであり、特にベースギターの分野でその才能を発揮しています。

幼少期から音楽に親しみ、小学生の頃にはドラムの練習を始めました。12歳になるとベースギターに転向し、その演奏技術を磨き始めました。音楽への情熱を追求するため、名門バークリー音楽大学へ進学。大学時代には、後にスティングやフランク・ザッパなど、著名なアーティストとのセッションで名を馳せるヴィニー・カリウタや、バーブラ・ストライサンド、クインシー・ジョーンズ、チャカ・カーン、マイケル・ジャクソンらとの共演で知られるジョン・ロビンソンといった、才能あふれるミュージシャンたちと出会い、互いに刺激し合いました。

1975年に大学を卒業後、スティーヴ・スワロウの勧めで、後にロックバンド・ジャーニーのメンバーとなるスティーヴ・スミスが率いるバンドに参加。プロとしてのキャリアをスタートさせました。スティーヴ・スワロウとスティーヴ・スミスは、共にバークリー音楽大学の出身です。

1977年には、ロックバンド「ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ」のメンバーであったデイヴィッド・クレイトン・トーマスのファースト・ソロ・アルバムのレコーディングに参加。1978年には、ギタリストのラリー・カールトンと共にツアーへ参加した際、カールトンから西海岸への移住を勧められ、これを機に移住。西海岸では、マイク・ポストをはじめとする多くの作曲家たちとのセッションを通じて、その音楽性をさらに深めていきました。

1979年以降、ニール・スチューベンハウスは、600枚を超えるアルバム制作に参加。そのうち70枚以上がグラミー賞にノミネートされ、20作以上がグラミー賞を受賞、さらに60作以上がゴールドディスクまたはプラチナムディスクに輝くという、目覚ましい実績を誇ります。また、150本を超える映画のサウンドトラックや、数々の印象的なジングル、コマーシャル音楽などを手掛けています。

20年以上にわたり、バーブラ・ストライサンドやクインシー・ジョーンズのメイン・ベーシストを務め、彼らの音楽を支え続けています。その卓越した技術と音楽性は、数多くのアーティストから信頼され、幅広いジャンルの楽曲でその才能を発揮しています。

主なセッション・アーティスト:

バーブラ・ストライサンド
クインシー・ジョーンズ
エルトン・ジョン
ロッド・スチュワート
ビリー・ジョエル
フランク・シナトラ
ナンシー・ウィルソン
パティ・ラベル
マイケル・ボルトン
リッキー・マーティン
ジョン・フォガティ
シェール
ジョー・コッカー
ボビー・コールドウェル
テイラー・デイン
ビンス・ギル
ジョージ・ベンソン
アル・ジャロウ
ドン・ヘンリー
フリオ・イグレシアス
B.B.キング
マイケル・マクドナルド
ベット・ミドラー
ハンソン
ザ・コアーズ
ミルトン・ナシメント
ポインター・シスターズ
エロス・ラマゾッティ
リー・リトナー
ライオネル・リッチー
ダイアン・シューア
トム・スコット
カーク・ウェイラム
杏里
松任谷由実
中島みゆき
Char
高中正義
矢沢永吉
渡辺美里

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